2019年11月29日
30年後
11月が終わろうとしています。
11月2~3日、ブラジル時代の仲間が7名で来てくれて旧交を温め、 7日に興徳寺の駐車場で大きな書作品を作ってくれた濱崎道子さんという書家(本人は書人といいます)の個展を東京に見に行って(この方のこと、いずれ紹介したいです)、10日が興徳寺の「お会式」、14日が「植樹祭」、15~16日「団参」、 頼まれた講演がこの月に集中して計6回、 月末はお葬式が2つ続いて、それで11月が終わりです。
団参
お寺のバス旅行、今年で5年目になりました。 メインはあくまでもお寺参詣、団体で行くので「団参」、今回の参加者は27名でした。
11月15日、朝6時に出発、目指すは越谷市の「源妙寺」、渡邊源昇さんという若いお坊さんがゼロから建立したお寺、昨年のお会式に法話にきていただき、皆で感動して約束をとりつけました。
因みに私の「団参」の基準は、立派なお寺とか、由緒あるお寺ではなく、良いお話をしてくれるお坊さんのいるお寺、
源妙寺は小さなお寺です。


中央の建物、一般住宅みたいですが・・・

中は、とっても立派。
渡邉源昇さん、本当によくがんばったな~と改めて感動しました。
が、実はこの日お話ししてくださったのは 星光照(ほし こうしょう)さんという別のお坊さん、渡邊さんが日蓮宗の「大荒行」という修行に入ったため、急遽駆けつけてくださいました。 ですが・・・
この方のお話しがとってもよかったのです。
私が思うよいお話しとは、大いに笑わせてくれて、ちょっとホロリとさせてくれて、最後に「な~るほど!」と、納得させてくれるような・・・
今回はまさにその期待以上の大満足。 同行した檀家さんたちが「いい話だった~」「ピンチヒッターが逆転満塁ホームランを打ったような・・・」と翌日までも余韻に浸るイイお話しでした。
鬼怒川温泉グランドホテル

宴会は大盛り上がり。

筆頭総代

泰潤が歌うとは思わなかった・・

左は総代さん


大ノリの仲良しご夫婦、

大真面目人間がまさかのダンス、
日光東照宮


陽明門に假屋崎省吾氏のオブジェが・・・ 違和感を覚えたのは私だけではない。

今年は紅葉が遅れてくれたおかげで、時期もピッタリ!でした。
帰りのバスの中、最後の挨拶で「今回の団参、思いもかけずヨカッタです」と、
毎回同じことを言っていることに気づきました。 なぜだろう?と 思ったのですが、 結局私は主催者として出発までは皆がいかに満足してくれるか、あるいは間違いはないか、等にそれなりに気をつかっていて、車中の人となって初めてリラックスできるからか、と・・・
でも今回も皆がそれぞれに喜んでくれ、本当によかったです。 源妙寺の奥様・渡邉麗美様、星光照上人に改めて感謝申し上げます。
植樹祭
「YUNOどんぐりの会」で柚野小学校の子どもたちと樹を植える「植樹祭」も今年で9回目となりました。
今年はお寺の東側の斜面約0,4haに 桜の木を40本植えました。
11月14日、参加者は小学生3~6年生112名、先生7名、ボランティアスタッフ52名、計171名でした。

開会式





前日の雨がうそのよう、富士山の雲が美しい。

閉会式
子どもたちに言いました。
「30年後、ここは美しい桜の園となります。 その時にここで同窓会を開いてください!」
30年後、100歳になった私、55歳からの断酒を解禁して、満開の桜の下で美酒に酔う、
ホロホロと・・・
翌朝の新聞に、
「花見を楽しんでいた100歳の老人たち、集団死! 原因は急性アルコール中毒か? 老人たちは皆笑っていた」 なあんて~・・・
同級生たちに「おい、30年後に飲もうぜ~!」 皆で笑います。
30年後、とっても待ち遠しいです。

桜を植樹した場所、 ビッシリと桜で埋め尽くされた上に富士山がスッと乗っかるはず。 30年後です。
明日からいよいよ暮れのお経廻り、
これから約20日間は、ただひたすらお檀家さんを廻ります。
終わればお正月、1年が終わりです。
11月2~3日、ブラジル時代の仲間が7名で来てくれて旧交を温め、 7日に興徳寺の駐車場で大きな書作品を作ってくれた濱崎道子さんという書家(本人は書人といいます)の個展を東京に見に行って(この方のこと、いずれ紹介したいです)、10日が興徳寺の「お会式」、14日が「植樹祭」、15~16日「団参」、 頼まれた講演がこの月に集中して計6回、 月末はお葬式が2つ続いて、それで11月が終わりです。
団参
お寺のバス旅行、今年で5年目になりました。 メインはあくまでもお寺参詣、団体で行くので「団参」、今回の参加者は27名でした。
11月15日、朝6時に出発、目指すは越谷市の「源妙寺」、渡邊源昇さんという若いお坊さんがゼロから建立したお寺、昨年のお会式に法話にきていただき、皆で感動して約束をとりつけました。
因みに私の「団参」の基準は、立派なお寺とか、由緒あるお寺ではなく、良いお話をしてくれるお坊さんのいるお寺、
源妙寺は小さなお寺です。


中央の建物、一般住宅みたいですが・・・

中は、とっても立派。
渡邉源昇さん、本当によくがんばったな~と改めて感動しました。
が、実はこの日お話ししてくださったのは 星光照(ほし こうしょう)さんという別のお坊さん、渡邊さんが日蓮宗の「大荒行」という修行に入ったため、急遽駆けつけてくださいました。 ですが・・・
この方のお話しがとってもよかったのです。
私が思うよいお話しとは、大いに笑わせてくれて、ちょっとホロリとさせてくれて、最後に「な~るほど!」と、納得させてくれるような・・・
今回はまさにその期待以上の大満足。 同行した檀家さんたちが「いい話だった~」「ピンチヒッターが逆転満塁ホームランを打ったような・・・」と翌日までも余韻に浸るイイお話しでした。
鬼怒川温泉グランドホテル

宴会は大盛り上がり。

筆頭総代

泰潤が歌うとは思わなかった・・

左は総代さん


大ノリの仲良しご夫婦、

大真面目人間がまさかのダンス、
日光東照宮


陽明門に假屋崎省吾氏のオブジェが・・・ 違和感を覚えたのは私だけではない。

今年は紅葉が遅れてくれたおかげで、時期もピッタリ!でした。
帰りのバスの中、最後の挨拶で「今回の団参、思いもかけずヨカッタです」と、
毎回同じことを言っていることに気づきました。 なぜだろう?と 思ったのですが、 結局私は主催者として出発までは皆がいかに満足してくれるか、あるいは間違いはないか、等にそれなりに気をつかっていて、車中の人となって初めてリラックスできるからか、と・・・
でも今回も皆がそれぞれに喜んでくれ、本当によかったです。 源妙寺の奥様・渡邉麗美様、星光照上人に改めて感謝申し上げます。
植樹祭
「YUNOどんぐりの会」で柚野小学校の子どもたちと樹を植える「植樹祭」も今年で9回目となりました。
今年はお寺の東側の斜面約0,4haに 桜の木を40本植えました。
11月14日、参加者は小学生3~6年生112名、先生7名、ボランティアスタッフ52名、計171名でした。

開会式





前日の雨がうそのよう、富士山の雲が美しい。

閉会式
子どもたちに言いました。
「30年後、ここは美しい桜の園となります。 その時にここで同窓会を開いてください!」
30年後、100歳になった私、55歳からの断酒を解禁して、満開の桜の下で美酒に酔う、
ホロホロと・・・
翌朝の新聞に、
「花見を楽しんでいた100歳の老人たち、集団死! 原因は急性アルコール中毒か? 老人たちは皆笑っていた」 なあんて~・・・
同級生たちに「おい、30年後に飲もうぜ~!」 皆で笑います。
30年後、とっても待ち遠しいです。

桜を植樹した場所、 ビッシリと桜で埋め尽くされた上に富士山がスッと乗っかるはず。 30年後です。
明日からいよいよ暮れのお経廻り、
これから約20日間は、ただひたすらお檀家さんを廻ります。
終わればお正月、1年が終わりです。
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17:11
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2019年10月30日
不安がないということ
彼岸花が終わり、それでも暑い日が続いていましたが、ここに来て朝晩ストーブを焚いています。
扇風機を片付ける前にストーブ? ちょうど良い!快適!!という日がだんだん少なくなってきているような気がします。
やらなければならないことはいっぱいあるのに片付かない。 能力の全体的な低下を認めざるを得ません。
集中力!持続力!体力!気力!・・・ それらが落ちていることがくやしくない、マそんなもんか、と。
それでも ウキウク・ワクワクすることはいつもあります。
アサギマダラ
長距離の旅をするチョウとして知られる「アサギマダラ」、春に北上し、寒くなると南下して暖かい地域で越冬する習性があるそうですが、友人ミキオちゃんこと高瀬夫妻が子どもたちと一緒に植えてくれた「フジバカマ」に今年も飛来しました。 多い日は20頭(蝶は1匹ではなく1頭と数える)も確認できたそうです。



電柵
春、桜とのコラボレーションを楽しむため ”菜の花” を植え付けるのですが、新芽が鹿に食べられてしまうため、電気柵を施します。
ところがこの柵が何者かによって倒されてしまいました。 触れば電気ショックがあるはずなのに、もしかしてイノシシの仕業?
2度もやられてしまいました。 何のため? 電気ショックもイノシシには通じない? 私の方がショックです。


巾着田
埼玉県日高市巾着田、500万本の彼岸花の群生地として有名な所。
10月初めにミキオちゃん夫妻と行って来ました。


「日本一!」というだけあって、本当に圧倒されます。 川に沿って幅50mくらいに延々と・・・
確かにスゴイ!のですが、どこまで行っても同じ景色。 「何か撮影ポイントが欲しいね~」などと話しながら・・・
彼岸花は名脇役、「田んぼと彼岸花」、「土手の彼岸花」、「お寺と彼岸花」、そして「富士山と彼岸花」

ついでに 「芳枝さんと彼岸花」

芳枝さん、93才に

母が元気に誕生日を迎えました。



今年もこの日をお祝いできたこと、心から感謝!
幸せって?
ちょっと前のことですが、彼岸の法要に、息子・泰潤に法話(お坊さんの説教)を頼みました。
現在、身延山大学の4年生で実習で短い法話をしたことはあるようですが、檀家さんの前は初めてです。
「リハーサル聴いてやろうか?」と言ったら拒否されたので、正直少々心配でもありました。

こんな話でした。
2歳でブラジルに渡り、大学では建築デザインを専攻し、卒業後学友たちと家具工房を起ち上げ、5年前、友人と日本を旅行した後、運命に導かれるように坊さんになった・・・と今までの人生を振り返り、
「毎年、夏休みに海外のお寺を訪ねているが、今年は東南アジア3ケ国に4つのお寺を訪ねた。 安い航空券で乗り継ぎながら40日間、とてもよい勉強になった。 計画の段階、移動~滞在中、一度も不安を感じたことはなく、それは坊さんになってからだ、と気づかされた。 自分は確かに守られている、今もそう思う。 それが坊さんになってよかった、と思えることです。」

初めてにしてはなかなかイイ話であったと思います。

仏教を学び実践すればシアワセになれる、ではシアワセとは何かといえば、それは人それぞれ、また自分自身のシアワセの概念も時間とともに変わっていく。 でも「不安がない」ということは 幸せの最低条件であろうと思います。

母は何の不安ももっていない、だからシアワセなのだと思うし、周りの者にシアワセのおすそ分けが出来るのでしょう。

富士山、初冠雪

いよいよ11月、毎日曜日はどこかのお寺に出座し、10日は興徳寺。 14日が「植樹祭」、15~16日は「団参」
月が変わったら、もう暮れのお檀家さん廻りが始まり、そして「正月」です。
もうそんな時期になったか、と思います。
扇風機を片付ける前にストーブ? ちょうど良い!快適!!という日がだんだん少なくなってきているような気がします。
やらなければならないことはいっぱいあるのに片付かない。 能力の全体的な低下を認めざるを得ません。
集中力!持続力!体力!気力!・・・ それらが落ちていることがくやしくない、マそんなもんか、と。
それでも ウキウク・ワクワクすることはいつもあります。
アサギマダラ
長距離の旅をするチョウとして知られる「アサギマダラ」、春に北上し、寒くなると南下して暖かい地域で越冬する習性があるそうですが、友人ミキオちゃんこと高瀬夫妻が子どもたちと一緒に植えてくれた「フジバカマ」に今年も飛来しました。 多い日は20頭(蝶は1匹ではなく1頭と数える)も確認できたそうです。



電柵
春、桜とのコラボレーションを楽しむため ”菜の花” を植え付けるのですが、新芽が鹿に食べられてしまうため、電気柵を施します。
ところがこの柵が何者かによって倒されてしまいました。 触れば電気ショックがあるはずなのに、もしかしてイノシシの仕業?
2度もやられてしまいました。 何のため? 電気ショックもイノシシには通じない? 私の方がショックです。


巾着田
埼玉県日高市巾着田、500万本の彼岸花の群生地として有名な所。
10月初めにミキオちゃん夫妻と行って来ました。


「日本一!」というだけあって、本当に圧倒されます。 川に沿って幅50mくらいに延々と・・・
確かにスゴイ!のですが、どこまで行っても同じ景色。 「何か撮影ポイントが欲しいね~」などと話しながら・・・
彼岸花は名脇役、「田んぼと彼岸花」、「土手の彼岸花」、「お寺と彼岸花」、そして「富士山と彼岸花」

ついでに 「芳枝さんと彼岸花」

芳枝さん、93才に

母が元気に誕生日を迎えました。



今年もこの日をお祝いできたこと、心から感謝!
幸せって?
ちょっと前のことですが、彼岸の法要に、息子・泰潤に法話(お坊さんの説教)を頼みました。
現在、身延山大学の4年生で実習で短い法話をしたことはあるようですが、檀家さんの前は初めてです。
「リハーサル聴いてやろうか?」と言ったら拒否されたので、正直少々心配でもありました。

こんな話でした。
2歳でブラジルに渡り、大学では建築デザインを専攻し、卒業後学友たちと家具工房を起ち上げ、5年前、友人と日本を旅行した後、運命に導かれるように坊さんになった・・・と今までの人生を振り返り、
「毎年、夏休みに海外のお寺を訪ねているが、今年は東南アジア3ケ国に4つのお寺を訪ねた。 安い航空券で乗り継ぎながら40日間、とてもよい勉強になった。 計画の段階、移動~滞在中、一度も不安を感じたことはなく、それは坊さんになってからだ、と気づかされた。 自分は確かに守られている、今もそう思う。 それが坊さんになってよかった、と思えることです。」

初めてにしてはなかなかイイ話であったと思います。

仏教を学び実践すればシアワセになれる、ではシアワセとは何かといえば、それは人それぞれ、また自分自身のシアワセの概念も時間とともに変わっていく。 でも「不安がない」ということは 幸せの最低条件であろうと思います。

母は何の不安ももっていない、だからシアワセなのだと思うし、周りの者にシアワセのおすそ分けが出来るのでしょう。

富士山、初冠雪

いよいよ11月、毎日曜日はどこかのお寺に出座し、10日は興徳寺。 14日が「植樹祭」、15~16日は「団参」
月が変わったら、もう暮れのお檀家さん廻りが始まり、そして「正月」です。
もうそんな時期になったか、と思います。
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20:17
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2019年09月30日
彼岸花、見ごろ!
前回のブログで彼岸花のピークが1週間後などと書きましたが、その後一気に開花が進み、まさに今が見ごろとなりました。
昨日、2ケ月ぶりの休日となり、さっそく残しておいた草刈りに汗を流しました。
(8月末、自走式の大型草刈り機を思い切って購入し、試運転をしただけで1度も使っていなかったのです)
120kgもある機械で完全に慣れるのに少し時間を要するかもしれませんが、パワーはさすが!です。
午後からは、鎌を使って、彼岸花の間の雑草を刈りました。

ヤマソという、成長の早い草を彼岸花の芽が出る前に刈り取るのですが、今回は彼岸花の成長が遅かったので、ところどころで彼岸花が隠れてしまっています。








今年、赤の花の中に、白と赤のツートンの花が見られます。


《富士山と彼岸花》






イノシシによる被害も多きな影響はなく済み、安心しました。
たくさんの見物客も訪れ嬉しい反面、来年への課題もまた。
明日は 日本一と言われる埼玉県日高市の巾着田の彼岸花を見に行って来ます。
昨日、2ケ月ぶりの休日となり、さっそく残しておいた草刈りに汗を流しました。
(8月末、自走式の大型草刈り機を思い切って購入し、試運転をしただけで1度も使っていなかったのです)
120kgもある機械で完全に慣れるのに少し時間を要するかもしれませんが、パワーはさすが!です。
午後からは、鎌を使って、彼岸花の間の雑草を刈りました。

ヤマソという、成長の早い草を彼岸花の芽が出る前に刈り取るのですが、今回は彼岸花の成長が遅かったので、ところどころで彼岸花が隠れてしまっています。








今年、赤の花の中に、白と赤のツートンの花が見られます。


《富士山と彼岸花》






イノシシによる被害も多きな影響はなく済み、安心しました。
たくさんの見物客も訪れ嬉しい反面、来年への課題もまた。
明日は 日本一と言われる埼玉県日高市の巾着田の彼岸花を見に行って来ます。
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18:27
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2019年09月28日
彼岸花 大幅に遅れ
8月の終わりから彼岸にかけて檀家さんのお経廻り、彼岸法要に向けての卒塔婆書き、ただでさえ時間が足りないするこの時期に、ナントお葬式が7軒。 昨日そのもろもろがやっと終了いたしました。
今年は9月に入ってからが異常に暑くて、彼岸花の開花が大幅に遅れています。




猪に荒らされた斜面、掘り起こされた球根がむき出しのまま転がっています。
埋めるか、土を被せるか、の暇もなくそのままになってしまいました。
でも強いものでむき出しの球根から発芽しているものもあります。

赤、以外の花が最初に咲きます。



黄色、ピンク、白、オレンジ等・・・ これらは後から植えたもので、もちろん自然のものではないので賛否両論ですが、おおむね珍しがられ、喜ばれているように思います。



全体的には、満開の6~7割、まだ発芽してないものもたくさんあります。



富士山もお目見えし、朝から多くのカメラマンで賑わっています。



例年に比べ10日ほどの遅れ、
日本中の彼岸花が遅れているようです。
興徳寺のピークは1週間後でしょうか?
今年は9月に入ってからが異常に暑くて、彼岸花の開花が大幅に遅れています。




猪に荒らされた斜面、掘り起こされた球根がむき出しのまま転がっています。
埋めるか、土を被せるか、の暇もなくそのままになってしまいました。
でも強いものでむき出しの球根から発芽しているものもあります。

赤、以外の花が最初に咲きます。



黄色、ピンク、白、オレンジ等・・・ これらは後から植えたもので、もちろん自然のものではないので賛否両論ですが、おおむね珍しがられ、喜ばれているように思います。



全体的には、満開の6~7割、まだ発芽してないものもたくさんあります。



富士山もお目見えし、朝から多くのカメラマンで賑わっています。



例年に比べ10日ほどの遅れ、
日本中の彼岸花が遅れているようです。
興徳寺のピークは1週間後でしょうか?
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12:38
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2019年08月30日
夏の終わり
明日で8月が終わってしまいます。
8月のお盆のお檀家さん廻りはとっても暑かったです。
「今年は特別暑いですね~」とよくいうけれど、自分が一年歳とって、その分体力が衰えていることなのかと思います。

8月1日、長野県飯田市にて。
この時期「人形劇フェスティバル」が開催されていて、「劇団うふふ」の仲間と行って来ました。
2年後には私たちも出演したい、と思っています。
『川施餓鬼』
8/16の恒例の「川施餓鬼」は台風10号の接近で、決行か中止かの判断を迫られましたが、前日8:00の準備委員会の席上、
「流しソーメン」等のお楽しみイベントはすべて中止とし、施餓鬼法要と川での供養は行う、と告げました。
参加申込者全員にその旨伝えながら、法要とタイマツ行列だけ行うので希望者はどうぞ、と誘ってみたら、何と50名の子どもが参加を申し込んでくれました。 正直言ってこれは嬉しかったです。 長しソーメン、かき氷、スイカ割がなければ参加者はほとんどいないだろう、と思っていたので、弟子・泰潤に2人きりでもやるから、と伝えていたのです。
午後から「タイマツ作り」


法要

身延山大学から学生さんが応援に駆けつけてくれて、迫力ある?法要となりました。

参加者全員が お焼香、 (焼香の作法もレクチャーしました)

全員でお経を読み・・・

たいこを叩いて、お題目を唱える。

法要の後の法話では「お盆」についてのお話を。

法要の灯をいただいて、かがり火に点火!

ここからそれぞれのタイマツに点火する。





川まで約500m。 無事到着。

タイマツを投下し、焚き上げる。

川でのお焼香。

すべてのタイマツを投下しきるまで、お題目を唱え続ける。


100年以上続く「伝統の灯」、何とか今年も灯すことが出来ました。
スタッフの高齢化等解決しなければならない問題はありますが、子どもたちに、燃える火とともに祈りの心を伝えていきたい、と思っています。


お盆が終わって、「興徳寺便り」を作成し、発送して、予定では彼岸花のための草刈りを3日間ほど行うつもりでいたのですが・・・
3つのお葬式が立て続けに・・・ 本日通夜、明日「葬儀」が終わったらそのまま「彼岸」のお経廻りです。

1年でもっともタイトな時期ですが、ここを乗り切る頃には 待望の彼岸花の季節です。
イノシシにアチコチとほじられて、被害がどの程度かが気になるところです。
8月のお盆のお檀家さん廻りはとっても暑かったです。
「今年は特別暑いですね~」とよくいうけれど、自分が一年歳とって、その分体力が衰えていることなのかと思います。

8月1日、長野県飯田市にて。
この時期「人形劇フェスティバル」が開催されていて、「劇団うふふ」の仲間と行って来ました。
2年後には私たちも出演したい、と思っています。
『川施餓鬼』
8/16の恒例の「川施餓鬼」は台風10号の接近で、決行か中止かの判断を迫られましたが、前日8:00の準備委員会の席上、
「流しソーメン」等のお楽しみイベントはすべて中止とし、施餓鬼法要と川での供養は行う、と告げました。
参加申込者全員にその旨伝えながら、法要とタイマツ行列だけ行うので希望者はどうぞ、と誘ってみたら、何と50名の子どもが参加を申し込んでくれました。 正直言ってこれは嬉しかったです。 長しソーメン、かき氷、スイカ割がなければ参加者はほとんどいないだろう、と思っていたので、弟子・泰潤に2人きりでもやるから、と伝えていたのです。
午後から「タイマツ作り」


法要

身延山大学から学生さんが応援に駆けつけてくれて、迫力ある?法要となりました。

参加者全員が お焼香、 (焼香の作法もレクチャーしました)

全員でお経を読み・・・

たいこを叩いて、お題目を唱える。

法要の後の法話では「お盆」についてのお話を。

法要の灯をいただいて、かがり火に点火!

ここからそれぞれのタイマツに点火する。





川まで約500m。 無事到着。

タイマツを投下し、焚き上げる。

川でのお焼香。

すべてのタイマツを投下しきるまで、お題目を唱え続ける。


100年以上続く「伝統の灯」、何とか今年も灯すことが出来ました。
スタッフの高齢化等解決しなければならない問題はありますが、子どもたちに、燃える火とともに祈りの心を伝えていきたい、と思っています。


お盆が終わって、「興徳寺便り」を作成し、発送して、予定では彼岸花のための草刈りを3日間ほど行うつもりでいたのですが・・・
3つのお葬式が立て続けに・・・ 本日通夜、明日「葬儀」が終わったらそのまま「彼岸」のお経廻りです。

1年でもっともタイトな時期ですが、ここを乗り切る頃には 待望の彼岸花の季節です。
イノシシにアチコチとほじられて、被害がどの程度かが気になるところです。
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20:11
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2019年07月19日
お盆の始まり
4月初めの「花まつり」が終わって、「お盆」までがもっとも自由な時間がとれる時、言ってみればこの期間に公私併せての夢を実現したいのですが、なかなかそうもいきません。

それでも、今回は念願を2つ叶えることが出来ました。
そのひとつが「バイクレース観戦」、
バイクの免許をとったのが59歳の時ですが、以来、移動手段はもっぱらバイクです。
本物のバイクレースを観戦したい、と昨年秋「鈴鹿サーキット」に行く計画をたてたのですが、葬儀が発生し断念、そして今回、チャンスが訪れて「筑波サーキット」へ・・・

興徳寺から筑波サーキットまでは約230km、小雨交じりの日でしたが3時間半でした。
バイクの駐車場に着くと、当たり前のことですがバイクがズラリ・・・ そしてテスト走行が始まっていて目の前を爆音を轟かせて疾走するレーシングマシン、ボルテージは上がりっぱなしです。


スタート前

スタート直後




レースの写真を撮るのはもちろん初めてだけど、目の前を疾走するバイクを捉えるにはファインダーに飛び込んでからシャッターを切っても間に合わず、何も写っていない写真ばかりでした。


うまく捉えても、いかにスピード感を出すかはまたむずかしいところで・・・


レースとレースの合間はピットを覗いてみます。

チームの緊張感・・・

天候に合わせ、タイヤを交換する。

レース前の選手の緊張

選手は会場内の移動は、置いてある自転車を使うことができる。

激しい戦いの後、ヘルメットの下から現れた顔は、あどけなさの残る少年
1日目はつくば市のホテルに宿泊、翌日は寺で午後3時から「写経」のある日だったので、10時までで、帰路に・・・
最後まで緊張と興奮が続き、若い頃出会っていたら危なかったなー? なんて思いました。
願いが叶ってヨカッタです。

もうひとつ、 10年来の懸案でありました「位牌堂の整理」を実施しました。
本堂の奥に位牌堂があって、お檀家さんのご先祖様が祀られています。 位牌の内部に過去帳が入っていて、すべてのご先祖様が記入されているべきものなのですが、なにも手をつけてありませんでした。 すべての位牌を下ろして、ひとつづつ点検し、記入してゆく作業はかなりの時間が必要なことと、本音で言うと字が下手でやる気がでなかった・・・
1昨年、本堂改築と共に位牌堂もきれいになったので、ここで覚悟(?)を決め、お手伝いも頼みました。

これはやり遂げて、とても満足。

1ケ月も雨が降り続き、農家は大変困っています。 「ユウウツっ~」という声があちこちから聞こえてきます。
でも私、小雨の中カッパ着て草取りをやったら、暑くない、ムシはいない、草が簡単に抜ける、といいことばかり。
よき発見でした。

朝、ちょっとだけ富士山が見えた。
いよいよ、来週から お盆の棚経が始まります。
終わって『川施餓鬼』 そしてすぐに「お彼岸」のお経廻りです。 1年でもっともタイトな季節です。

それでも、今回は念願を2つ叶えることが出来ました。
そのひとつが「バイクレース観戦」、
バイクの免許をとったのが59歳の時ですが、以来、移動手段はもっぱらバイクです。
本物のバイクレースを観戦したい、と昨年秋「鈴鹿サーキット」に行く計画をたてたのですが、葬儀が発生し断念、そして今回、チャンスが訪れて「筑波サーキット」へ・・・

興徳寺から筑波サーキットまでは約230km、小雨交じりの日でしたが3時間半でした。
バイクの駐車場に着くと、当たり前のことですがバイクがズラリ・・・ そしてテスト走行が始まっていて目の前を爆音を轟かせて疾走するレーシングマシン、ボルテージは上がりっぱなしです。


スタート前

スタート直後




レースの写真を撮るのはもちろん初めてだけど、目の前を疾走するバイクを捉えるにはファインダーに飛び込んでからシャッターを切っても間に合わず、何も写っていない写真ばかりでした。


うまく捉えても、いかにスピード感を出すかはまたむずかしいところで・・・


レースとレースの合間はピットを覗いてみます。

チームの緊張感・・・

天候に合わせ、タイヤを交換する。

レース前の選手の緊張

選手は会場内の移動は、置いてある自転車を使うことができる。

激しい戦いの後、ヘルメットの下から現れた顔は、あどけなさの残る少年
1日目はつくば市のホテルに宿泊、翌日は寺で午後3時から「写経」のある日だったので、10時までで、帰路に・・・
最後まで緊張と興奮が続き、若い頃出会っていたら危なかったなー? なんて思いました。
願いが叶ってヨカッタです。

もうひとつ、 10年来の懸案でありました「位牌堂の整理」を実施しました。
本堂の奥に位牌堂があって、お檀家さんのご先祖様が祀られています。 位牌の内部に過去帳が入っていて、すべてのご先祖様が記入されているべきものなのですが、なにも手をつけてありませんでした。 すべての位牌を下ろして、ひとつづつ点検し、記入してゆく作業はかなりの時間が必要なことと、本音で言うと字が下手でやる気がでなかった・・・
1昨年、本堂改築と共に位牌堂もきれいになったので、ここで覚悟(?)を決め、お手伝いも頼みました。

これはやり遂げて、とても満足。

1ケ月も雨が降り続き、農家は大変困っています。 「ユウウツっ~」という声があちこちから聞こえてきます。
でも私、小雨の中カッパ着て草取りをやったら、暑くない、ムシはいない、草が簡単に抜ける、といいことばかり。
よき発見でした。

朝、ちょっとだけ富士山が見えた。
いよいよ、来週から お盆の棚経が始まります。
終わって『川施餓鬼』 そしてすぐに「お彼岸」のお経廻りです。 1年でもっともタイトな季節です。
Posted by kotokuji at
21:42
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2019年06月21日
おもてなし という言葉
前回から またまた1ケ月以上も更新できず、1年でもっとも時間のとれるこの時期、何をしていたのか?と思ってしまいます。
すっかり、夏 です。
花もいっぱい咲いています。

今年植えた「アマリリス」、白の八重です。


前に佐渡へ行った時、買ってきた「佐渡ゆり」、昨年末に球根を掘り直し、植え替えました。
「ホタル」も飛んでいます。

「ホタル」は、6月と勝手に思い込んでいたのですが、5月24日、この時期にしてはとても暑い夜、「もしや?」と思って行ってみたら たくさん飛んでいました。


カメラを三脚に据えて静かにしているとレンズに たかったりもします。

なかなか上手く撮れません。
《年輪の会》
恒例の春と秋のグループの旅行、今回は伊豆でした。
2泊3日で、集合場所(三島駅)と時間、あと泊まる所だけが決まっていて、10人乗りのワンボックスカーをレンタルして、行く先はその場で決めるという気楽な旅、
土肥(とい)金山跡、という所、「行って見っか~」と訪問したのですが・・・

世界一の金塊、250kg、時価12億3千8百万円、ただ置いてあるだけです。 ずいぶん余裕のある企業だと思いました。

手を入れて持ち上げられるようになっているので、皆チャレンジします。 当たり前ですがピクともしません。
宿泊したのは、西伊豆の某高級旅館。
夕食の料理も豪華で美しかった・・・

実は我々の仲間の一人、昨年まで一緒に旅していたこの会の中心人物がこの1月に急逝し、今回はその「供養のため」という位置づけでありました。
食事が始まってしばらくしてから、「それじゃ 一人づつコメントを」ということになり順番に彼の思い出などを話しておりました。
ところが 明るくて元気な仲居さんが大きな声で陽気に料理の説明などをします。
「今、皆が話しているので少し声を落としていただけませんか?」と頼んだのに、意味が解らなかったのか、
「アワビの踊り蒸し」という目玉料理の説明を一人ひとりにしてゆきます。 皆も諦めてシーンとしているのでよく聞こえます。その同じ説明をなんと10回、仲居さんが出て行かれた後、皆で苦笑しながら、思い出話を再開したのでした。

戻ってから、このホテルにメールを入れたところ、すぐに返事がきました。
「先般は ホテル〇〇〇にご宿泊いただき誠にありがとうございます。
またメールにてお声をお聞かせくださり重ねて御礼を申し上げます。
ご夕食時の従業員の応対につきましてご不快の念をおかけし申し訳ございませんでした。
皆様の雰囲気を読み取れないばかりか、お声を伺ってもなおご要望にそえなかった旨を拝読し大変心苦しく存じております。
衷心よりお詫び申し上げます。
松永様より頂戴したお声は館内で情報共有をさせていただき今後改善に努めてまいります。
貴重なお声をお寄せくださり感謝申し上げます。
この度のご来泊誠にありがとうございました。
ホテル〇〇〇」
このホテルは、「おもてなし」を売りにしています。
だけど そのオモテナシを マニュアル化し明るく元気な応対を皆が喜ぶ、と思っているのならオメデタイ限りです。
出発時、玄関にたくさんの仲居さんたちが出てきて手を振ってくれましたが、これもマニュアルかと思うと空々しい。
「おもてなし」という言葉が独り歩きして、「おもてなし」がパターン化されているような気がします。
謝罪のメールも、すぐ返信することも含めてマニュアル通り、責任者の名前すらありませんでした。


相手の心に寄り添う、ことの大切さを改めて学びました。

翌日、「加山雄三ミュージアム」

堂ヶ島の遊覧船。

洞窟の穴の中を舟で潜る・・・
2日目は東伊豆の温泉に泊まるのですが、私は檀家さんの訃報が入って、ここから急遽戻ることに・・・
皆にも予定を変更してもらって、下田駅まで送ってもらい夕刻お寺に戻りました。
このようなこともよくあることで、 1日だけでも楽しむことができてよかったです。

書きたいことはいっぱいあるのですが、本日ここまで・・・
明日、早朝5時に出発、バイクで「筑波サーキット」に行きます。
バイクのレースを観戦するためです。 一度も見たことがなく、やっと念願叶って・・・ というところです。
すっかり、夏 です。
花もいっぱい咲いています。

今年植えた「アマリリス」、白の八重です。


前に佐渡へ行った時、買ってきた「佐渡ゆり」、昨年末に球根を掘り直し、植え替えました。
「ホタル」も飛んでいます。

「ホタル」は、6月と勝手に思い込んでいたのですが、5月24日、この時期にしてはとても暑い夜、「もしや?」と思って行ってみたら たくさん飛んでいました。


カメラを三脚に据えて静かにしているとレンズに たかったりもします。

なかなか上手く撮れません。
《年輪の会》
恒例の春と秋のグループの旅行、今回は伊豆でした。
2泊3日で、集合場所(三島駅)と時間、あと泊まる所だけが決まっていて、10人乗りのワンボックスカーをレンタルして、行く先はその場で決めるという気楽な旅、
土肥(とい)金山跡、という所、「行って見っか~」と訪問したのですが・・・

世界一の金塊、250kg、時価12億3千8百万円、ただ置いてあるだけです。 ずいぶん余裕のある企業だと思いました。

手を入れて持ち上げられるようになっているので、皆チャレンジします。 当たり前ですがピクともしません。
宿泊したのは、西伊豆の某高級旅館。
夕食の料理も豪華で美しかった・・・

実は我々の仲間の一人、昨年まで一緒に旅していたこの会の中心人物がこの1月に急逝し、今回はその「供養のため」という位置づけでありました。
食事が始まってしばらくしてから、「それじゃ 一人づつコメントを」ということになり順番に彼の思い出などを話しておりました。
ところが 明るくて元気な仲居さんが大きな声で陽気に料理の説明などをします。
「今、皆が話しているので少し声を落としていただけませんか?」と頼んだのに、意味が解らなかったのか、
「アワビの踊り蒸し」という目玉料理の説明を一人ひとりにしてゆきます。 皆も諦めてシーンとしているのでよく聞こえます。その同じ説明をなんと10回、仲居さんが出て行かれた後、皆で苦笑しながら、思い出話を再開したのでした。

戻ってから、このホテルにメールを入れたところ、すぐに返事がきました。
「先般は ホテル〇〇〇にご宿泊いただき誠にありがとうございます。
またメールにてお声をお聞かせくださり重ねて御礼を申し上げます。
ご夕食時の従業員の応対につきましてご不快の念をおかけし申し訳ございませんでした。
皆様の雰囲気を読み取れないばかりか、お声を伺ってもなおご要望にそえなかった旨を拝読し大変心苦しく存じております。
衷心よりお詫び申し上げます。
松永様より頂戴したお声は館内で情報共有をさせていただき今後改善に努めてまいります。
貴重なお声をお寄せくださり感謝申し上げます。
この度のご来泊誠にありがとうございました。
ホテル〇〇〇」
このホテルは、「おもてなし」を売りにしています。
だけど そのオモテナシを マニュアル化し明るく元気な応対を皆が喜ぶ、と思っているのならオメデタイ限りです。
出発時、玄関にたくさんの仲居さんたちが出てきて手を振ってくれましたが、これもマニュアルかと思うと空々しい。
「おもてなし」という言葉が独り歩きして、「おもてなし」がパターン化されているような気がします。
謝罪のメールも、すぐ返信することも含めてマニュアル通り、責任者の名前すらありませんでした。


相手の心に寄り添う、ことの大切さを改めて学びました。

翌日、「加山雄三ミュージアム」

堂ヶ島の遊覧船。

洞窟の穴の中を舟で潜る・・・
2日目は東伊豆の温泉に泊まるのですが、私は檀家さんの訃報が入って、ここから急遽戻ることに・・・
皆にも予定を変更してもらって、下田駅まで送ってもらい夕刻お寺に戻りました。
このようなこともよくあることで、 1日だけでも楽しむことができてよかったです。

書きたいことはいっぱいあるのですが、本日ここまで・・・
明日、早朝5時に出発、バイクで「筑波サーキット」に行きます。
バイクのレースを観戦するためです。 一度も見たことがなく、やっと念願叶って・・・ というところです。
Posted by kotokuji at
20:08
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2019年05月06日
生みの母と育ての母
タケノコ堀りもいよいよ終わり・・・

竹林から村を望む
ミキオちゃんたち仲間が、ボランティアで整備してくれるおかげで、興徳寺の竹林は美しく保たれています。

下から見たところ。日の光が差し込んで美しい

上から見たところ
タケノコはよく出る(生える)年と出ない年がほぼ交互にやってきて、昨年が大豊作だったので今年は少ないだろうと予測していました。 このあたりでは「裏年(うらどし)」という言い方をします。

予想通りの裏年だったのですが、それ以上に大問題が!!
・・・それはイノシシ・・・
タケノコはイノシシの好物で、いままでも被害はあったのですが、今年は特別です。

ある夜、連休で帰省していた泰潤(息子)が 「裏にイノシシが2匹いるッ・・」 あわてて駆けつけたけど見れなかった。
その翌朝、大きな穴を発見、

深さ約40cm、スッポリとタケノコが掘られています。 これがイノシシのしわざ。
驚くのはその場所、

家からわずか30mです。
竹林の中も無数のイノシシの掘られた穴が・・・ 優に100は超えています。

写真では分かりにくいかもしれませんが、茶色いところが掘られた穴。
この不作の年にこんなにたくさんのタケノコに一度にありつけるなんて、キャッキャッ(ヴイブイ)と喜んだことでしょう・・・

穴をあけて根こそぎ食べることがほとんどですが、この写真のように皮を残して中身だけ、というケースもあります。
隣の竹林の深澤さんはマメな人で、電柵(イノシシが触れるとショックを感じる柵)でグルリと囲んだのですが、それも倒されて侵入されてしまったそう・・・ 「猪の目こぼしを見つけて掘っているだよ・・・」と諦め顔。
「罠を仕掛けたら?」と勧めてくれる方もいますが、罠にかかって苦しんでいる猪と遭遇することを想像すると、とてもできません。

その夜のことです。
「今、イノシシが来ているよ」 と息子が教えてくれたので、行ってみると懐中電灯の照らす中、この春生まれたと思われる中型のイノシシ(体重40kgくらいか?)が3頭、ゆうゆうと歩いていました。 息子は大きな親も見たそうです。
興徳寺の敷地を通り抜け、下の方に下って行きました。
ちょっと興奮し、ちょっと感動!
以来毎晩、竹林の中を懐中電灯片手に歩いているのですが、遭遇できません。
でも感動している場合ではないのです。 秋の彼岸花の球根の味を覚えられたら・・・ 想像するだけでゾッとします。



母の日を前に、毎年郵便局で 花のプレゼントをお願いしています。
私の母と妻の母の他、ご縁のあった方で生涯子どもに恵まれなかった方や、結婚をされなかった方などにも・・・
かつては6人いたのですが、亡くなられたり、施設に入られたりと、今年は3人、
「3人になっちゃったね~」
「でも、3人にお花贈られるだけでも大したもんですよ~」 と長いお付き合いの郵便局のマスコット嬢(?)が・・・
「實は僕に生みの親と育ての親がいてね・・・」
「エッ、そんな話、ここでしちゃっていいんですか?」 件のマスコット嬢が眉をひそめて・・・
「ウン、 僕が生まれた時、母がおっぱいが出なかったので、父が上野(隣村)から山羊を連れて来てね、その山羊のおっぱいで僕は大きくなったんだよ。」
「はい」
「ま、言ってみれば僕にとっての育ての母にぼくは一度もお礼を言ってないことに気がついたんだよ。」
「はぁ?」
「多分生きてはいないんだろうけど、せめてお墓に白いカーネーションを・・・ 郵便局で何とかできませんか?」
「できませんッ!」 マジメに聞いて損した!とばかりに・・・
〈育ての母と私〉

〈生みの母と私〉

大正生まれの母は、大正~昭和~平成~令和と4つの時代を生きたことになります。 大したもんだと思います。

連休中、村は田植えのシーズン。 水の張られた田んぼはとても美しい。いつまでも残して欲しい風景です。

「花まつり」が終わって、7月のお盆までが私にとって、もっとも自由な時、
いままで手をつけられなかったもろもろの案件を片付けて、できればちょっとでも旅をしたいと思っています。

竹林から村を望む
ミキオちゃんたち仲間が、ボランティアで整備してくれるおかげで、興徳寺の竹林は美しく保たれています。

下から見たところ。日の光が差し込んで美しい

上から見たところ
タケノコはよく出る(生える)年と出ない年がほぼ交互にやってきて、昨年が大豊作だったので今年は少ないだろうと予測していました。 このあたりでは「裏年(うらどし)」という言い方をします。

予想通りの裏年だったのですが、それ以上に大問題が!!
・・・それはイノシシ・・・
タケノコはイノシシの好物で、いままでも被害はあったのですが、今年は特別です。

ある夜、連休で帰省していた泰潤(息子)が 「裏にイノシシが2匹いるッ・・」 あわてて駆けつけたけど見れなかった。
その翌朝、大きな穴を発見、

深さ約40cm、スッポリとタケノコが掘られています。 これがイノシシのしわざ。
驚くのはその場所、

家からわずか30mです。
竹林の中も無数のイノシシの掘られた穴が・・・ 優に100は超えています。

写真では分かりにくいかもしれませんが、茶色いところが掘られた穴。
この不作の年にこんなにたくさんのタケノコに一度にありつけるなんて、キャッキャッ(ヴイブイ)と喜んだことでしょう・・・

穴をあけて根こそぎ食べることがほとんどですが、この写真のように皮を残して中身だけ、というケースもあります。
隣の竹林の深澤さんはマメな人で、電柵(イノシシが触れるとショックを感じる柵)でグルリと囲んだのですが、それも倒されて侵入されてしまったそう・・・ 「猪の目こぼしを見つけて掘っているだよ・・・」と諦め顔。
「罠を仕掛けたら?」と勧めてくれる方もいますが、罠にかかって苦しんでいる猪と遭遇することを想像すると、とてもできません。

その夜のことです。
「今、イノシシが来ているよ」 と息子が教えてくれたので、行ってみると懐中電灯の照らす中、この春生まれたと思われる中型のイノシシ(体重40kgくらいか?)が3頭、ゆうゆうと歩いていました。 息子は大きな親も見たそうです。
興徳寺の敷地を通り抜け、下の方に下って行きました。
ちょっと興奮し、ちょっと感動!
以来毎晩、竹林の中を懐中電灯片手に歩いているのですが、遭遇できません。
でも感動している場合ではないのです。 秋の彼岸花の球根の味を覚えられたら・・・ 想像するだけでゾッとします。



母の日を前に、毎年郵便局で 花のプレゼントをお願いしています。
私の母と妻の母の他、ご縁のあった方で生涯子どもに恵まれなかった方や、結婚をされなかった方などにも・・・
かつては6人いたのですが、亡くなられたり、施設に入られたりと、今年は3人、
「3人になっちゃったね~」
「でも、3人にお花贈られるだけでも大したもんですよ~」 と長いお付き合いの郵便局のマスコット嬢(?)が・・・
「實は僕に生みの親と育ての親がいてね・・・」
「エッ、そんな話、ここでしちゃっていいんですか?」 件のマスコット嬢が眉をひそめて・・・
「ウン、 僕が生まれた時、母がおっぱいが出なかったので、父が上野(隣村)から山羊を連れて来てね、その山羊のおっぱいで僕は大きくなったんだよ。」
「はい」
「ま、言ってみれば僕にとっての育ての母にぼくは一度もお礼を言ってないことに気がついたんだよ。」
「はぁ?」
「多分生きてはいないんだろうけど、せめてお墓に白いカーネーションを・・・ 郵便局で何とかできませんか?」
「できませんッ!」 マジメに聞いて損した!とばかりに・・・
〈育ての母と私〉

〈生みの母と私〉

大正生まれの母は、大正~昭和~平成~令和と4つの時代を生きたことになります。 大したもんだと思います。

連休中、村は田植えのシーズン。 水の張られた田んぼはとても美しい。いつまでも残して欲しい風景です。

「花まつり」が終わって、7月のお盆までが私にとって、もっとも自由な時、
いままで手をつけられなかったもろもろの案件を片付けて、できればちょっとでも旅をしたいと思っています。
Posted by kotokuji at
16:23
│Comments(0)
2019年04月10日
「花まつり」
4月7日、「第12回・花まつり」。
快晴、うらうらと暖かく、桜満開、富士山お目見え・・・と、これ以上望むべくもないような、12回の「花まつり」の歴史の中でも初めて体験するような、すばらしき日でした。
8:00 スタッフミーティング

それぞれが役割をよく理解し、周りへの気配りも忘れず、そして楽しんでいる・・・ すばらしいスタッフたちです。
9:00 リハーサル


「集中力が足りない、リズムが悪い!」と、代表から 喝! を入れられる。
11:30 売店の販売開始

花御堂(はなみどう);お釈迦様の誕生に天から竜が甘露をそそいだ、という言い伝えから、誕生仏に甘茶を注ぐ・・

甘茶・日本酒の無料サービス

すっきりと甘いお茶、高価ですがとてもオイシイものです。
12:30 献茶~法要


13:00 法話

今回は趣向を変えて、「アマリリスのような女の子」という童話を朗読し、仏さまの教えを導き出しました。 全篇「ハル」のギター伴奏付き、という豪華バージョン。
13:30 「書のパフォーマンス」

「花まつり」 の目玉! 檀家さんの書家、木村華鴨(かちょう)さんが、階段に敷いた60mの紙に一気に書き下ろします。 尺八の伴奏と・・・
14:00 琴と尺八の演奏

寺田社中の皆さん。尺八と8台の琴で、優美にそして斬新に・・・
お抹茶のサービス


お茶とお菓子の無料サービス、100杯まで。 スタッフの美女たちです。
14:30 「ハル」


毎年、福岡から駆けつけてくれます。 さわやかで、リズミカルな演奏はだれもが好きになります。
こちらでもファンがいっぱい。



母にも楽しんでもらいました。
15:30 「劇団うふふ」


お姫様が 打ち出の小づちを振ると、たちまちスラリとした若者が立っていた・・・というシーン

私はパーカッション担当です。

ほとんどのお客様が最後まで残ってくれました。
16:00 終了

「来年もまた お会いしましょう!」
全員で片付け、17:00より反省会~「打ち上げ」

「お疲れさまでした~!」

すばらしきスタッフに支えられ、今年もすばらしい感動を共有することができました。
「本当にありがとうございました」

翌日、雨。 1日置いて、本日も終日飴。 つくづくとありがたい日でありました。 すべてに 感謝!です。
明日から、しばらくは 「タケノコ堀り」 です。
快晴、うらうらと暖かく、桜満開、富士山お目見え・・・と、これ以上望むべくもないような、12回の「花まつり」の歴史の中でも初めて体験するような、すばらしき日でした。
8:00 スタッフミーティング

それぞれが役割をよく理解し、周りへの気配りも忘れず、そして楽しんでいる・・・ すばらしいスタッフたちです。
9:00 リハーサル


「集中力が足りない、リズムが悪い!」と、代表から 喝! を入れられる。
11:30 売店の販売開始

花御堂(はなみどう);お釈迦様の誕生に天から竜が甘露をそそいだ、という言い伝えから、誕生仏に甘茶を注ぐ・・

甘茶・日本酒の無料サービス

すっきりと甘いお茶、高価ですがとてもオイシイものです。
12:30 献茶~法要


13:00 法話

今回は趣向を変えて、「アマリリスのような女の子」という童話を朗読し、仏さまの教えを導き出しました。 全篇「ハル」のギター伴奏付き、という豪華バージョン。
13:30 「書のパフォーマンス」

「花まつり」 の目玉! 檀家さんの書家、木村華鴨(かちょう)さんが、階段に敷いた60mの紙に一気に書き下ろします。 尺八の伴奏と・・・
14:00 琴と尺八の演奏

寺田社中の皆さん。尺八と8台の琴で、優美にそして斬新に・・・
お抹茶のサービス


お茶とお菓子の無料サービス、100杯まで。 スタッフの美女たちです。
14:30 「ハル」


毎年、福岡から駆けつけてくれます。 さわやかで、リズミカルな演奏はだれもが好きになります。
こちらでもファンがいっぱい。



母にも楽しんでもらいました。
15:30 「劇団うふふ」


お姫様が 打ち出の小づちを振ると、たちまちスラリとした若者が立っていた・・・というシーン

私はパーカッション担当です。

ほとんどのお客様が最後まで残ってくれました。
16:00 終了

「来年もまた お会いしましょう!」
全員で片付け、17:00より反省会~「打ち上げ」

「お疲れさまでした~!」

すばらしきスタッフに支えられ、今年もすばらしい感動を共有することができました。
「本当にありがとうございました」

翌日、雨。 1日置いて、本日も終日飴。 つくづくとありがたい日でありました。 すべてに 感謝!です。
明日から、しばらくは 「タケノコ堀り」 です。
Posted by kotokuji at
19:57
│Comments(0)
2019年04月02日
桜、満開!
開花宣言してから寒い日が続きましたが、標準木が満開!となりました。

この3日間、この時期にしては珍しくよい天候が続いており、富士山が毎日お目見えです。

それにつれてカメラマンや見物客もいっぱい。




「花の寺」 をめざしていますが、本当に 「美しい!」って思います。



人が誰もいなくなった境内で、くっきりとした富士山が・・・ これもこの時期にはめずらしいこと。

それから 朝、日の出の頃もまた美しい!


この木は今年植えたもの。 あと20年後には 立派な木になるでしょう。
新しい木、といえば・・・
100年後に期待して植えた ”しだれ桜” ピンクの濃い、八重の花です。 50年たったら、十分に見られる木になるはずです。

母を連れ出して、『花見』。
「ウワ~ッ キレイ・・・ッ!」 と手を叩いて大喜びです。


そこに居合わせたカメラマンが 「ご一緒にどうぞ」 と・・・

遠くは、熊本から来られたカメラマンがいました。
私を住職とみて、声をかけて下さる方は皆、イイ人。
でもこちらから挨拶しても、撮影に夢中なのか、無視されることも多々、
植木場に踏み込む方も相変わらず、 車は下の駐車場に、と看板を立ててあるのに上に乗りつけ 「すぐ帰るから」と逆ぎれされる方・・・
桜のシーズンも、あと1週間、 人としてのマナーを!

4月7日「花まつり」です。

お近くの方、どうぞお出かけください!

この3日間、この時期にしては珍しくよい天候が続いており、富士山が毎日お目見えです。

それにつれてカメラマンや見物客もいっぱい。




「花の寺」 をめざしていますが、本当に 「美しい!」って思います。



人が誰もいなくなった境内で、くっきりとした富士山が・・・ これもこの時期にはめずらしいこと。

それから 朝、日の出の頃もまた美しい!


この木は今年植えたもの。 あと20年後には 立派な木になるでしょう。
新しい木、といえば・・・
100年後に期待して植えた ”しだれ桜” ピンクの濃い、八重の花です。 50年たったら、十分に見られる木になるはずです。

母を連れ出して、『花見』。
「ウワ~ッ キレイ・・・ッ!」 と手を叩いて大喜びです。


そこに居合わせたカメラマンが 「ご一緒にどうぞ」 と・・・

遠くは、熊本から来られたカメラマンがいました。
私を住職とみて、声をかけて下さる方は皆、イイ人。
でもこちらから挨拶しても、撮影に夢中なのか、無視されることも多々、
植木場に踏み込む方も相変わらず、 車は下の駐車場に、と看板を立ててあるのに上に乗りつけ 「すぐ帰るから」と逆ぎれされる方・・・
桜のシーズンも、あと1週間、 人としてのマナーを!

4月7日「花まつり」です。

お近くの方、どうぞお出かけください!
Posted by kotokuji at
21:39
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