2018年01月19日
68歳になりました。
誕生日に一人で七面山に登るようになったのは10年ほど前のこと、以来欠かさず続けてきたのですが、1昨年, 「どんど焼き」と重なり、私は組長(班長)だったので断念せざるを得ませんでした。
昨年はといえばその前日、突然の腹痛に吐き気を催すような事態となり、妹に同じ症状が現れたので「ノロウイルス?」、
結局そうではなかったのですが山に行ける状態ではありませんでした。
今年、2年続けて休んでしまった“ナマケ癖” と慢性的な運動不足からくる不安も手伝って、「どうしようかな~?」と初めて思いました。
ところが大切な友人から癌の告知があり、自分にできることは祈ることしかない、とその瞬間に行くことを決めました。
朝4時に車で出発、登り始めたのは6時でした。
暗闇の中、懐中電灯の明りを頼りに一歩一歩、
全行程が50丁、丁(ちょう)とは長さの単位で1丁は約109mなので約5,5kmということになります。 なんだそんなもんか、と思いますがすべて上り坂なのでかなりキツイのです。
ありがたいことに途中3ケ所に坊があり屋根のついた休憩所が用意されています。ここで腰を下ろして、お茶を飲んでまた上を目指します。

13丁目の「肝心坊」

団体さんが休憩できるよう広いスペース

ところどころに屋根のついた休憩所

またところどころに、励ましの言葉、 とりわけこの言葉にはいつも元気をもらいます。

「何度でも 初心に戻れる 七面山」
海抜1720mの「敬慎院」ここが目的地です。

例年に比べて雪が少なく、その分凍ってツルンツルンです。

さすがに寒くてマイナス17度。

お堂で御開帳をしていただき、お経を読んで、祈願をしていただいた友人の“お札(おふだ)”をいただいて
帰山です。

10年前、登りに2時間、下りは天狗のように(?)駆け下りて1時間弱だったのが、今回は登りに4時間、下りが2時間でした。
情けないとか、クヤシイとかも思わず、ただ黙々と登って、タンタンと降りてきました。

七面山からの富士山、これも楽しみのひとつ。
そういえば高速道路をバイクで走っていても スピードを出すということに興味がなくなってきたなぁー、と思います。
歳を重ねることによって肉体は間違いなく衰えてゆくけど、そこから得られるものもまた大きい。
今は七面山に行けたことがスナオに嬉しくて、そのきっかけを作ってくれた友人に感謝です。
改めて、昨年一年間の余裕のなさ、集中力、持続力の欠如も年頭の七面山詣でを欠かしたから、と思うに至りました。

身も心もリフレッシュできて、今年はもう“仕切り直し”を何度もしないですむような気がしています。
*明日(1/20) から2月3日まで恒例の『寒行』です。 興徳寺出発は1/20~1/22です。 地元の方はぜひご参加ください。
昨年はといえばその前日、突然の腹痛に吐き気を催すような事態となり、妹に同じ症状が現れたので「ノロウイルス?」、
結局そうではなかったのですが山に行ける状態ではありませんでした。
今年、2年続けて休んでしまった“ナマケ癖” と慢性的な運動不足からくる不安も手伝って、「どうしようかな~?」と初めて思いました。
ところが大切な友人から癌の告知があり、自分にできることは祈ることしかない、とその瞬間に行くことを決めました。
朝4時に車で出発、登り始めたのは6時でした。
暗闇の中、懐中電灯の明りを頼りに一歩一歩、
全行程が50丁、丁(ちょう)とは長さの単位で1丁は約109mなので約5,5kmということになります。 なんだそんなもんか、と思いますがすべて上り坂なのでかなりキツイのです。
ありがたいことに途中3ケ所に坊があり屋根のついた休憩所が用意されています。ここで腰を下ろして、お茶を飲んでまた上を目指します。

13丁目の「肝心坊」

団体さんが休憩できるよう広いスペース

ところどころに屋根のついた休憩所

またところどころに、励ましの言葉、 とりわけこの言葉にはいつも元気をもらいます。

「何度でも 初心に戻れる 七面山」
海抜1720mの「敬慎院」ここが目的地です。

例年に比べて雪が少なく、その分凍ってツルンツルンです。

さすがに寒くてマイナス17度。

お堂で御開帳をしていただき、お経を読んで、祈願をしていただいた友人の“お札(おふだ)”をいただいて
帰山です。

10年前、登りに2時間、下りは天狗のように(?)駆け下りて1時間弱だったのが、今回は登りに4時間、下りが2時間でした。
情けないとか、クヤシイとかも思わず、ただ黙々と登って、タンタンと降りてきました。

七面山からの富士山、これも楽しみのひとつ。
そういえば高速道路をバイクで走っていても スピードを出すということに興味がなくなってきたなぁー、と思います。
歳を重ねることによって肉体は間違いなく衰えてゆくけど、そこから得られるものもまた大きい。
今は七面山に行けたことがスナオに嬉しくて、そのきっかけを作ってくれた友人に感謝です。
改めて、昨年一年間の余裕のなさ、集中力、持続力の欠如も年頭の七面山詣でを欠かしたから、と思うに至りました。

身も心もリフレッシュできて、今年はもう“仕切り直し”を何度もしないですむような気がしています。
*明日(1/20) から2月3日まで恒例の『寒行』です。 興徳寺出発は1/20~1/22です。 地元の方はぜひご参加ください。
Posted by kotokuji at
19:36
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2018年01月09日
平成30年新春
皆さま明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

〈元旦、初日の出〉
お正月の太陽はまったく別格、と思います。

自分で搗いたお餅を自分で丸めて、裏白(うらじろ)というシダの葉も山から自分で採ってきたものです。

「お飾り」と「門松」、正月の必須アイテム
1月2日は恒例の『元旦会(がんたんえ)』 初詣です。

法要の後、こんな話しをしました。
平成という元号になって30年、改めてあの頃のことを思い出しました。
昭和の最後の年の11月、ブラジルに住んでいた私はたまたま里帰りをしていました。 天皇陛下の危篤状態が続いていて、日本中が自粛ムード、秋祭りの山車も売店も中止、何もかもがひっそりと静まり返り、陛下の動向に固唾をのんでおりました。 そしてブラジルに戻り翌年1月7日、ある会議に出席しているところに崩御の報せが入り、そこに居たもの全員(ブラジル人を含め)が黙とうした・・・
はるかムカシのことのようでもあるけど、つい最近のことのようにも思います。
その30年前はどうだったか? と言えば私は小学校2年生、それなりの記憶があります。
30年後、元号が変わり 〇〇30年新春を迎える時は、多分私はこの世に存在しないでしょう。
考えてみたら、人生は30年を3回やったらオシマイという、そんな期間なんだと・・・
だからこそ、過去を悔やまず、未来に怯えず、「今というこの時」を生きましょう。
今年も「この時」を迎えられたことに感謝!

これも恒例の 母へのインタビュー、「いやだ~恥ずかしいヨ~」などと言いますが、乗せれば一曲歌ってくれます。

法要の後は皆で、名物「お汁粉」と「甘酒」

子どもたちが来てくれることが嬉しい。

美しいお方も

皆がお帰りになった後、裏庭に七輪をセットし身内で餅を焼いて食べる、やっとお正月が来た、という気分になります。

母の部屋に面していて、一緒に・・・
母がしみじみと 「本堂にお参りできてよかったヨ~」と言うので、「最初は行きたくない、って思ったけど行ってよかったでしょ?」と聞いたら、笑いながら 「そんな顔してた~?」なんて・・・ 時々、この人は本当に認知症なのか?と思います。
昨日、これも恒例の木村久美子さん宅で、泰然の誕生会、という名の交流会。

エミリーさんのダンスあり、

ブルースのライブあり・・・

この素晴らしき仲間に 乾杯! そして感謝!


昨年植えた水仙が咲きました。

暮れからお正月にかけてお葬式が続き、ゆっくりする時間もとれませんでしたが、明日は予定通り「七面山」に行ってきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

〈元旦、初日の出〉
お正月の太陽はまったく別格、と思います。

自分で搗いたお餅を自分で丸めて、裏白(うらじろ)というシダの葉も山から自分で採ってきたものです。

「お飾り」と「門松」、正月の必須アイテム
1月2日は恒例の『元旦会(がんたんえ)』 初詣です。

法要の後、こんな話しをしました。
平成という元号になって30年、改めてあの頃のことを思い出しました。
昭和の最後の年の11月、ブラジルに住んでいた私はたまたま里帰りをしていました。 天皇陛下の危篤状態が続いていて、日本中が自粛ムード、秋祭りの山車も売店も中止、何もかもがひっそりと静まり返り、陛下の動向に固唾をのんでおりました。 そしてブラジルに戻り翌年1月7日、ある会議に出席しているところに崩御の報せが入り、そこに居たもの全員(ブラジル人を含め)が黙とうした・・・
はるかムカシのことのようでもあるけど、つい最近のことのようにも思います。
その30年前はどうだったか? と言えば私は小学校2年生、それなりの記憶があります。
30年後、元号が変わり 〇〇30年新春を迎える時は、多分私はこの世に存在しないでしょう。
考えてみたら、人生は30年を3回やったらオシマイという、そんな期間なんだと・・・
だからこそ、過去を悔やまず、未来に怯えず、「今というこの時」を生きましょう。
今年も「この時」を迎えられたことに感謝!

これも恒例の 母へのインタビュー、「いやだ~恥ずかしいヨ~」などと言いますが、乗せれば一曲歌ってくれます。

法要の後は皆で、名物「お汁粉」と「甘酒」

子どもたちが来てくれることが嬉しい。

美しいお方も

皆がお帰りになった後、裏庭に七輪をセットし身内で餅を焼いて食べる、やっとお正月が来た、という気分になります。

母の部屋に面していて、一緒に・・・
母がしみじみと 「本堂にお参りできてよかったヨ~」と言うので、「最初は行きたくない、って思ったけど行ってよかったでしょ?」と聞いたら、笑いながら 「そんな顔してた~?」なんて・・・ 時々、この人は本当に認知症なのか?と思います。
昨日、これも恒例の木村久美子さん宅で、泰然の誕生会、という名の交流会。

エミリーさんのダンスあり、

ブルースのライブあり・・・

この素晴らしき仲間に 乾杯! そして感謝!


昨年植えた水仙が咲きました。

暮れからお正月にかけてお葬式が続き、ゆっくりする時間もとれませんでしたが、明日は予定通り「七面山」に行ってきます。
Posted by kotokuji at
19:55
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