2020年09月23日

朝顔夕顔

『興徳寺便り』129号よりの転載です。



朝顔夕顔

 朝は朝顔の花のように
 あかるく輝いていたい
 夕べは夕顔の花のように
 ほんのり匂うていたい
        
       坂村真民




今回は仏教詩人・坂村真民さん(明治42年~平成18年・97歳で逝去)の詩、「朝顔夕顔」をとりあげてみました。

 新型コロナウイルスの感染拡大にともない私たちの生活も今まで経験したことのない規制の中にあります。 
このような夏を過ごすことになろうとは、少なくとも年の初めには誰一人予想できませんでした。  
そしてこれからどのように収束してゆくのかも分からない、そんな不安の中で今年も朝顔は咲き、夕顔はほのかな香りを楽しませてくれました。 





 汝須(なんじすべか)らく一身の安堵を思はば、先ず四表(しひょう)の静謐(せいひつ)を祈るべきか。

日蓮聖人『立正安国論』の一節です

ーー自分自身の幸せを願う者はまず「四表の静謐」すなわち国中の幸せをまず第一に祈るべきである――


鎌倉時代、日本は疫病や飢饉、天変地異が相次ぎ人々は苦しみの底に沈んでいました。
その中に在って、日蓮聖人は社会が安穏であってこそ一人一人の真の幸福もあると説かれたのです。



いつまで続くか分からないこの状況の中、むやみに怯えず、落ち込まず、かといって調子に乗らず、自分自身に与えられた役目を果たしてゆきましょう。

 苦しい状況ではあるけれど、朝は輝いていたい、夕方にはほんのりとよい香りを与えられるようなそんな人でありたいものです。

「世界中の人々が幸福でありますように」と祈りを捧げられる人でありたいものです。


冒頭の「書」は富士宮市亀田恵暘さんの作品、実物は1.2mx 1,8mの大作です

――― ここまでが「興徳寺便り」からの転載―――


夕顔のツボミ、 上品で可愛らしい

亀田さんは、私の所属する書道教室「恵舟書院」の先輩です。
今から15年ほど前、書道を始めたばかりの頃に書院の展覧会「恵泉展」が開催され、その時の亀田さんの作品が「朝顔夕顔」でした。
作品の前で、はにかみながら 「このような人になれたらいいわね~」と言っていた彼女の姿が何とも印象的でした。

時は流れ、昨年の横浜本部の書道展「芳林展」に亀田さんが再び「朝顔夕顔」を大作に仕上げて出品されたとき、その作風と詩から発せられるエネルギーに改めて感動した私はこれを何とかとメッセージとして伝えたいと思いました。

それで今年の春、朝顔と夕顔の種を植えてみました。

夕顔は育てるが難しいとも言われましたが、朝顔ともに無事成長し楽しませてくれました。
なるほど 夕顔にはほんのりとした香りがあることを初めて知りました。

そして、朝顔のように朝は輝いていて、夜はほんのりのよい薫りを与えられる人、ってステキだな~と思いました。


ナツズイセン


ノカンゾウ


ノカンゾウ(ステラデオロ)


ホタルブクロ


今年の彼岸花

彼岸花の開花状況です。

例年より1週間遅れています(昨年は2週間も遅れましたが・・・)。



現時点(9/23)、一番上の段の黄・白・ピンク等( リコリス)はすでに開花しています。











部分的には 赤も咲いています。



嬉しかったのは、昨年暮れ、新しい土地に植えた「彼岸花」が開花してくれていること。



心配なのは イノシシにやられてしまった場所、どの程度咲いてくれるか?


参道の脇、かなりの球根が掘られてしまった


剥きfだしになった球根、土に戻したり、別の場所に植え直したりしましたが・・・


ツルボ

今年の興徳寺の彼岸花、今週末(9/26)頃には咲き揃うかな?との予想、見ごろは来週でしょうか?



お願い

彼岸花見学にたくさんの方が来てくれることは嬉しいことですが、まずは本堂前にお参りください。
興徳寺にかぎらず、どこの神社、仏閣でも境内に立ち入ったら最初に本堂(神殿)前、という習慣をつけましょう。





  


Posted by kotokuji at 13:52Comments(0)