2018年06月10日
6月の風
6月になって 一気に夏の気配、やっとストーブを片付けました。
懸案になっている事、位牌堂の位牌整理だとかHPのリニューアルなどはいまだ手付かず状態で、自分が役を務めている団体の用や頼まれたこと、そして山の仕事などで時間が過ぎていきます。
前回も書きましたが、このような切り立った土手に生えた竹を伐るのは容易ではありません。
滑り落ちたり、転倒したり・・・ 他人には頼めない仕事です。
「アジサイの花」
雨の季節、アジサイの美しい季節。
雨の日はちょっと嬉しい、 外の仕事はできない、人もやってこない・・・
所要があって横浜に行った時、ふっと思いついて 鎌倉のアジサイの名所、「明月院」へ。
よく管理された美しいお庭、毎日6人の庭師で手入れされているそうです。
アジサイは毎年300鉢を挿し木で育て、翌年山に移して4年間、その後に庭に運んで新旧の入れ替えをしているのだとか、
美しく保つ、ということは地味な努力の積み重ね。
それにしても、、平日だというのに 人人人・・・ 入場料500円、でした。 一日の売り上げは?などとつい余計なことを・・・
「富士山ピース&アートフェスティバル」
6月3日(日)福祉会館安東記念ホールにて。
会を重ねて第12回です。 私は第3回を見学し、代表の長澤正義さんご夫妻の要請を受けて第4回よりスタッフとなりました。
今回は二人のゲストをお招きしました。
一人は 画家の小林憲明さん、東日本大震災を機に福島の親子の抱きしめる姿を描き始めました。
作品に込めたのは、子を思う親の思いや、震災や原発事故を忘れないでという願い、「ダキシメルオモイ」。
ロビーにて作品の展示を行いました。
「ダキシメルオモイ展」
ロビーは螺旋階段の吹き抜けでなんともイイ感じです。
作品はすべて麻布に油絵具で描かれています。 人物のバックが透けた感じでそれがまた何とも温かい・・・
講演では 福島より避難され富士・富士宮市に在住の3家族の方たちとのトークショーも。
今回の企画が始まってから 上記の方々との取材が行われ、それぞれの「ダキシメルオモイ」が作品として発表されました。
もう一人は歌手のきたがわてつさん。 シンガーソングライターとして「日本国憲法前文」に曲をつけ歌ったのが35年前のこと、以来日本国内各地から海外にまで歌声運動を続けています。
さわやかな歌声と信念に基づいた生き方が、共感を呼びます。
ご本人の希望で「ダキシメルオモイ」の作品をそのまま舞台に残しました。 とてもよい舞台になりました。
平和を願い、私達の未来が明るいものでありますように、というメッセージを発信し続けてきた小さなグループ、
私はお手伝いをさせていただいているだけですが、よくこれだけのことを、と毎回感動します。
どのような形であれ、続いていって欲しいと思っています。
6月の風さわやか、
改めて思います。 6月って、とっても好きな季節です。
2018年05月17日
一番いい季節
自由な時間がとれるからです。
花も次々と咲きます。



庭の草むしりや山の作業もとても楽しい!
「竹の子」
不思議なことに「竹の子」は一年ごとに当たり年が来ます。
昨年は裏年(不作の年)だったし、冬に竹林を整備したこともあって今年は豊作だろうと思っていましたが、まさかこれほどとは・・・

竹林に群生するシャガの花、

私が興徳寺に戻って14年になりますが、これほどまでに竹の子が出た年は記憶にありません。
朝いちばんに山に入り、掘って~茹でて~配って・・・
翌日、山に入れば またまた竹の子・竹の子・竹の子・・・

興徳寺の竹の子はアクが少なく、掘りたてを真水で茹でます。

最初はとっても喜ばれますが、しばらく経って
「あの~茹でた竹の子どう?」「ゴメン、他でもらったので・・・」などと断られるようにもなります。
当たり年の時は、どこの山にも竹の子が出ます。
それでも掘り続けなければ、あっという間に竹になる。

親竹を残して柔らかいうちに倒すのですが、これまた結構な作業です。

斜面がきつい断崖絶壁のような所にまで生える、早めに処理をしなければ後々さらに面倒なことになるのでよじ登っては伐るのですが、ヘトヘトになってしまいます。
「寄り合い処」
富士宮市社会福祉協議会の主体で、身近な地域の方たちが寄り合う場所をという趣旨で生まれた「寄り合い処」、私の住む下柚野(しもゆの)区でも1年余りの準備期間を経て、この2月にスタートしました。富士宮市で119番目、私もスタッフの一員です。
「しもゆの寄り合い処」は毎月12日を開催日とし、いつもは区の集会場で開催されますが、4月はお花見を兼ねて興徳寺で行われました。


母にも参加してもらいました。

私自身、あちこちの「寄り合い処」に呼ばれてお話をしたり、歌を歌ったり、ということを続けていますが、スタッフさんのやる気と来てくださる方の気持ちがマッチして成立すること、そのキーワードは「楽しい!」ってことだな、と思います。
わが下柚野のスタッフさんは、皆明るくて、パワフルでそれでいてとても謙虚、いい会に育ってゆきそうで私もとっても楽しみです。
「御前崎」
ブラジルの友人の画家が、昨年愛知県の常滑で開いた展覧会を、今年は御前崎のデーサービス施設で行うので一緒にどうですか?と誘いを受けました。
展覧会と併せて、音楽家の演奏や私のお話で利用者さんに楽しんでいただこう、という企画です。

1年ぶりの友は相変わらずエネルギッシュで純粋で、新しい友人もできて楽しい時間を過ごさせていただきました。

御前崎は興徳寺から約100km、バイクで行くのによい距離です。

灯台、って好きです。

とくに、ここは映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった所、小学生の時、両親に連れられて観ました。
ストーリーは忘れたけれど灯台守にとても憧れました。

私のバイクも左端に・・・

連休だったので たくさんのバイクや自転車が・・・ これも嬉しい。
〈中田島砂丘〉



5月も半ばを過ぎてしまいました。
一番いい季節、残り僅か1ケ月半しかないとみるべきか、まだ1ケ月半あるぞ、とみるべきか。
後者を選んで、やりたいことを充実させます。

2018年04月13日
「花まつり」
もう2週間も過ぎてしまって 何か遠い過去のようでもあります。
法要は〈献茶〉から




その頃、外では〈木村華暢さん〉の「書のパフォーマンス」が準備OK!

本堂前から始めて長さ60mを一気に

伴奏の尺八奏者〈寺田尚風さん〉

寺田社中の皆さん

特別出演〈オカラチャグループ〉??

♪オカラチャッチャッ~~♪

”劇団うふふ” の 「ぶんぶく茶釜」 初公演





オカリナグループ〈華音(カノン)〉

今年も福岡から〈ハル〉/span>

〈野点〉のグループ

スタッフ

「花まつり」、会を重ねて今年で11回。
天気よく! 富士山お目見え!! 桜満開!!! と、これ以上望むべくもないような好条件に恵まれて、
無事終了いたしました。
スタッフ約40名、そのうち檀家さんは1/3、 実行委員長を中心に見事なチームワークのもと皆がそれぞれの役割を果たして、祭りが始まり、
そして何事もなかったかのように、キレイに片付けられて 終了!です。

このスタッフがいてくれて、このお祭りが存在します。
どんな時も笑いが絶えないこと、
本当に、本当にありがたいこと、
心より感謝いたします。

花に囲まれた「興徳寺} です。
2018年04月06日
蹲(つくばい)に花筏
庭は一面の花絨毯です。

折しも吟行されている方たちから ”つくばいに花筏” という言葉を教えていただきました。


今年は1月が寒くて、こういう年は桜が美しく、とても楽しみにしていましたが、ここ10年でもっともイイ桜となりました。

興徳寺の桜は、下の方から少しづつ開花してゆき、上が満開になるころには下は葉桜になるのが普通ですが、今年は一気に咲きそろい、それは見事でした。

晴れの日が続き、ほとんど毎日富士山が顔を出してくれたのも、嬉しいことでした。



朝のお勤めの前、靄(かすみ)の中に日が昇り、浮かび上がった桜の美しかったこと、まさに桃源郷!
(お勤めそっちのけで?)カメラを取りに走って夢中で撮影したのですが、現在の私の腕では感動をお伝えすることができずちょっと残念です。




母にもお花見を楽しんでもらいました。



「もうそろそろ逝ってもいいね~」と笑いながら言う母に、「今年の桜を見てから逝ったら~?」 と切り返していましたが、
さて今度は
「今年の竹の子食べてからにしたら~」
その次は
「新茶を飲んでからね~」・・・
そのたびに 「そうだね~ じゃあ そうさせてもらいます」 と笑顔で答える母、
欲もなく、不安もなく、疑うことなく、感謝のみで今を生きている母、
そんな母と一緒にいられること 「シアワセだな~」 と思います。

*「花まつり」、晴天にて無事終了いたしました。 次回で報告します。
2018年03月27日
開花宣言
この時期、ブログのアクセス数もグーンと増えるのですが、とりあえず昨日の桜をお届けします。





電話でのお問い合わせもたくさんいただきますが 「今月末で咲きそろい、来週初めが見ごろでしょう」と答えております。
淡路島から来てくださったご家族、「東京が満開と知ってあわてて来ました」と・・・ 毎年、東京より1週間くらい遅れて開花となります。
*カメラマンの方に朗報!!
桜の時期、霞で富士山が隠れてしまうことが多いのですが私の村からの富士山がライブカメラで見ることができるようになりました。
http://live.fujigoko.tv/?n=31
葛飾北斎の「富嶽三十六景」はどこで描かれたか?を研究している久保寛さんが、謎となっている「山下白雨」、通称 「黒富士」 と呼ばれている作品は 私たちの住む柚野で描かれたのでは?と、このライブカメラを設置されました。
初夏の残雪の状況などから確証を得たいのだそうです。
いずれにしてもとても嬉しい話です。

さて、3月1日から お彼岸のお檀家さん廻りを開始したのですが、お葬式が次々と発生し、なんと6件、お坊さんになって初めてのことです。

朝7時に寺を出て、帰るのが6時頃、夜は卒塔婆を書くという生活パターンに、お葬式が入ると、予定が次々とずれていきます。お葬式は枕経~戒名~葬具作成~納棺~通夜~葬儀~火葬~寺参り~埋骨、と延べ3日間、時間数にして20時間以上を費やすため、予定では15日に終了するはずであった「お経廻り」も実はまだ終わっていないのです。

それでも 4月1日、「花まつり」を迎えます。 今年で11回目となりました。

恒例の「劇団うふふ」の大型人形芝居、今回は新作の「ぶんぶく茶釜」です。 私も、効果音で参加しています。 ぜひ観てください。

今朝の桜、昨日に比べ だいぶ開いてきました。
昨年~今年にかけて、専門家の方にお願いし、手当をしていただきました。 老齢樹なので、皆でいたわっていただきたいと思います。

*カメラマンの方、マナーを守ってくださいね。 私を見かけたら、声をかけてくれたら嬉しいです。
2018年02月13日
春の訪れ
窓を開けて気合を入れてお経を唱えます。

お勤めが終わると終わると、寝ている母のベッドに行き、冷え切った体ををスリスリして、
「オカアチャン、オカアチャン、お勤めに行って来ました~」と報告、
「うわ~ッ、ヒャッコイ(冷たい)~、ご苦労様です~」
「本堂は寒かったよ~」
「暖房がないからね~」そして次の私のセリフを前倒しして
「夏は暑くて蚊がいるでしょ? 」さらに前倒しして
「しょうがないよね、修行だから・・・がんばってください」
母が認知症と診断されたのは平成21年1月26日、以来、この病気特有の瞬間で忘れてしまうことが続いているのですが、楽しい会話を繰り返していると、ちゃんと記憶にとどまる、さらなる会話が育つということも発見しました。
9年前に認定を受けた要介護2が今も変わらず、同じレベルをキープできていることはまったくありがたいことです。
いつも笑っているということがいかに大切なことか、と思います。

《寒行》
私がブラジルから戻ったその年に、近隣の若いお坊さんたちが始めた『寒行』に参加させてもらって、以来13年、4人の坊さんだけで歩いていたのが、いまでは30~50人が毎晩参加してくれるようになりました。

出発前に本堂でお経を唱える



家の戸口に立って、その年のご一家の安寧を祈念します。
「大寒(だいかん=1月20日)」から始めて「節分(2月3日)」までの15日間です。
最後の日は村の子どもたちを招いて「豆まき」、2万円分の豆と5万円分のお菓子を撒きます。
今年は「妙覚寺」で開かれました。



その後、15日間皆勤された方を表彰し、妙覚寺のお檀家さんが用意してくれたお茶やお汁粉をいただきながらささやかな「慰労会」が催されました。

「あれ(寒行)は何をしているの?と聞かれてなんと答えていいか分からなかった」という参加者からの声がありました。
皆がそれぞれの気持ちを話してくれました。「修行のため」「弱い自分に打克つ」「歩き終わった後が気持ちがいい」「夜の道で大きな声を出す爽快感」等々・・・
意見を求められ・・・
「私自身で言えば、お題目に身を委ねて歩いていると、山も草も木も自分もきれいな夜空にすっぽりと包まれて、仏さまとひとつになっているというようなこの上ない幸せを感じることがあります。 それぞれが自分の理由をもっていいのだけれど、この地域に住む人たちが穏やかで安らかに暮らせますよう、という願い=祈りを込めて歩いている、ということを忘れないでください」と付け加えました。
《芳林展》
私が所属する書道会、芳林書道院の展覧会が催されました。
毎年「神奈川県民ホール」で行われるのですが、リフォーム中とのことで今年は「横浜市民ギャラリー」でした。


明るい展示室、

真ん中が今回の私の作品、3x6というサイズ、ちょうど畳1枚分です。

水川芳竹会長と作品。

《春はもうそこ》
蕗の薹が(^^♪を出しました。

『劇団うふふ』の «花まつり» に向けての稽古も毎週1回、熱を帯びてきています。

今回は新作 「ぶんぶく茶釜」、 脚本、演出、音楽、人形制作に至るまですべてオリジナルです。

劇団員は15名ですが、よくも多彩な方が集まってくれたものと思います。

今年の「花まつり」は4月1日です。 どうぞお出かけください。

雪が1回降ったのですが、すぐ溶けました。
1月が寒い年の桜は美しい、と言われています。 あと1ケ月ちょっとで開花するでしょう。
もうすぐ春! とても楽しみです。
2018年01月19日
68歳になりました。
昨年はといえばその前日、突然の腹痛に吐き気を催すような事態となり、妹に同じ症状が現れたので「ノロウイルス?」、
結局そうではなかったのですが山に行ける状態ではありませんでした。
今年、2年続けて休んでしまった“ナマケ癖” と慢性的な運動不足からくる不安も手伝って、「どうしようかな~?」と初めて思いました。
ところが大切な友人から癌の告知があり、自分にできることは祈ることしかない、とその瞬間に行くことを決めました。
朝4時に車で出発、登り始めたのは6時でした。
暗闇の中、懐中電灯の明りを頼りに一歩一歩、
全行程が50丁、丁(ちょう)とは長さの単位で1丁は約109mなので約5,5kmということになります。 なんだそんなもんか、と思いますがすべて上り坂なのでかなりキツイのです。
ありがたいことに途中3ケ所に坊があり屋根のついた休憩所が用意されています。ここで腰を下ろして、お茶を飲んでまた上を目指します。

13丁目の「肝心坊」

団体さんが休憩できるよう広いスペース

ところどころに屋根のついた休憩所

またところどころに、励ましの言葉、 とりわけこの言葉にはいつも元気をもらいます。

「何度でも 初心に戻れる 七面山」
海抜1720mの「敬慎院」ここが目的地です。

例年に比べて雪が少なく、その分凍ってツルンツルンです。

さすがに寒くてマイナス17度。

お堂で御開帳をしていただき、お経を読んで、祈願をしていただいた友人の“お札(おふだ)”をいただいて
帰山です。

10年前、登りに2時間、下りは天狗のように(?)駆け下りて1時間弱だったのが、今回は登りに4時間、下りが2時間でした。
情けないとか、クヤシイとかも思わず、ただ黙々と登って、タンタンと降りてきました。

七面山からの富士山、これも楽しみのひとつ。
そういえば高速道路をバイクで走っていても スピードを出すということに興味がなくなってきたなぁー、と思います。
歳を重ねることによって肉体は間違いなく衰えてゆくけど、そこから得られるものもまた大きい。
今は七面山に行けたことがスナオに嬉しくて、そのきっかけを作ってくれた友人に感謝です。
改めて、昨年一年間の余裕のなさ、集中力、持続力の欠如も年頭の七面山詣でを欠かしたから、と思うに至りました。

身も心もリフレッシュできて、今年はもう“仕切り直し”を何度もしないですむような気がしています。
*明日(1/20) から2月3日まで恒例の『寒行』です。 興徳寺出発は1/20~1/22です。 地元の方はぜひご参加ください。
2018年01月09日
平成30年新春
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

〈元旦、初日の出〉
お正月の太陽はまったく別格、と思います。

自分で搗いたお餅を自分で丸めて、裏白(うらじろ)というシダの葉も山から自分で採ってきたものです。

「お飾り」と「門松」、正月の必須アイテム
1月2日は恒例の『元旦会(がんたんえ)』 初詣です。

法要の後、こんな話しをしました。
平成という元号になって30年、改めてあの頃のことを思い出しました。
昭和の最後の年の11月、ブラジルに住んでいた私はたまたま里帰りをしていました。 天皇陛下の危篤状態が続いていて、日本中が自粛ムード、秋祭りの山車も売店も中止、何もかもがひっそりと静まり返り、陛下の動向に固唾をのんでおりました。 そしてブラジルに戻り翌年1月7日、ある会議に出席しているところに崩御の報せが入り、そこに居たもの全員(ブラジル人を含め)が黙とうした・・・
はるかムカシのことのようでもあるけど、つい最近のことのようにも思います。
その30年前はどうだったか? と言えば私は小学校2年生、それなりの記憶があります。
30年後、元号が変わり 〇〇30年新春を迎える時は、多分私はこの世に存在しないでしょう。
考えてみたら、人生は30年を3回やったらオシマイという、そんな期間なんだと・・・
だからこそ、過去を悔やまず、未来に怯えず、「今というこの時」を生きましょう。
今年も「この時」を迎えられたことに感謝!

これも恒例の 母へのインタビュー、「いやだ~恥ずかしいヨ~」などと言いますが、乗せれば一曲歌ってくれます。

法要の後は皆で、名物「お汁粉」と「甘酒」

子どもたちが来てくれることが嬉しい。

美しいお方も

皆がお帰りになった後、裏庭に七輪をセットし身内で餅を焼いて食べる、やっとお正月が来た、という気分になります。

母の部屋に面していて、一緒に・・・
母がしみじみと 「本堂にお参りできてよかったヨ~」と言うので、「最初は行きたくない、って思ったけど行ってよかったでしょ?」と聞いたら、笑いながら 「そんな顔してた~?」なんて・・・ 時々、この人は本当に認知症なのか?と思います。
昨日、これも恒例の木村久美子さん宅で、泰然の誕生会、という名の交流会。

エミリーさんのダンスあり、

ブルースのライブあり・・・

この素晴らしき仲間に 乾杯! そして感謝!


昨年植えた水仙が咲きました。

暮れからお正月にかけてお葬式が続き、ゆっくりする時間もとれませんでしたが、明日は予定通り「七面山」に行ってきます。
2017年12月21日
仕切り直し
12月1日から始めた「お経廻り」がようやく一段落し、やっとブログに向き合う気持ちになれました。
秋の彼岸が終わってから、何をしていたのだろう?と思うのですが、結局、やらなければならないことをやっていたのだ、としか言いようもない。
今年は、本堂の改修工事があり11月12日が落慶法要だったので、それなりに大変だったこともあるけれど、自分自身の処理能力が低下していること、つまりは集中力、持続力が低下していることを認めざるを得ません。
〈予定〉をA-5のノートに番号をつけて箇条書きし、〈終了〉したら朱で日付を記入し消してゆくのですが、すべてが朱で消えていく前に、新しい項目が増える、突発的なことも起きる・・・ ブログという項目が いつまでたっても消せませんでした。
〈予定〉と〈終了〉がまだらになってくると、『仕切り直し!』と記して新たに書き直すこと幾たびか?

(子供たちと 「フジバカマ」という花を植えたら、「アサギマダラ」という蝶がやってきた、多い時には数匹も・・・)
いろんなことを頼まれそれでますます大変になりますが、原則として引き受けます。
気が弱い、断る理由がない・・・ 周りの仲間に負担をかけることもしばしばですが、できるということは嬉しいことです。
お隣の富士市の企画で『お寺~冒険の町~』というイベントが催されました。
富士市北西部の4つの小学校5~6年生17名、リーダー役の中学生2名が8月から計3回興徳寺を拠点に活動。 内2回は1泊2日でスタッフ含めて30名近くが興徳寺に宿泊しました。

朝の本堂の掃除、この後正座して一緒に「お勤め」を・・

「YUNOどんぐりの会」と一緒に山の作業をするはずでしたが、雨だったので、里山について学び、メンバーと一緒に座学、

雨が止んだので、木を伐るところを見学、


グループごとに壁新聞を製作し、、

翌日発表。

「劇団うふふ」の公演

実際の人形に触れてもらったり・・・


「富士市北西部ブロックまちづくりセンター合同少年教育講座」 といういかにも役所らしいネーミングの企画でしたが、若いスタッフ(市職員)が皆さわやかな方たちで、よく働き、よく気配りをし、子供たちはスナオで本当にかわいらしくて、受け入れた我々一同にさわやかな思いを残してくれました。
丁重なお礼を頂戴しましたが、こちらからもお礼を申し上げます。 ありがとうございました。
『団参』
団体でお寺に参詣することを『団参』といいます。 興徳寺の秋の恒例イベントで 今年は11月17日から1泊2日で行いました。


茨城県常陸太田市の本山『久昌寺』

翌日訪れた 『袋田(ふくろだ)の滝』、日本三大瀑布の一つ(他は華厳の滝と那智の滝)だそうで、すばらしき紅葉と相俟って期待以上の感動でした。


『植樹祭』
地元の小学生との植樹祭も7年目となりました。



今年は山頂近くの急斜面です。


「大きな木に育ってね」という願いを込めて・・・
嬉しいことに我が『YUNOどんぐりの会』のメンバーが講師役となって、中学校にも呼ばれるようになり、


小学校時代に植えた木を今、中学生が手入れしてくれるようになりました。

中学生のフィールドワーク
そして・・・

7年前に植えた木が、木は小さいながらも 紅葉を楽しませてくれるようになりました。 あと30年、です。 とっても楽しみです。

A-5のノートの ブログ に朱を入れて、 本日 新たな気持ちで『仕切り直し!』。
2017年10月20日
ブログ再開?
言い訳も面倒ですが、最大のつまづき(?)は、お彼岸が終わったころパソコンが壊れ、保守契約の業者を呼んで復帰を試みたのですが解決せず、結局 Windows7から Windows10 に替え、正常化するまで2週間を要しました。
さらには行事がずっと続いていて、すべてが遅れています。

彼岸花 今年もとてもきれいに咲いてくれました。

連日多くの見物客でにぎわいました。

母も上機嫌!

年輪の会
毎年2回、旅行を楽しんでいるお仲間が、今回は興徳寺の彼岸花見物に来てくれました(6月に金沢に行ったお仲間で、「年輪の会」と名付けられました)。

私を含めて9名、北は茨城県、南は沖縄、西は大阪からこのためだけに集まります。 それだけに、花が咲きそろっていなかったり、ピークを過ぎてしまったら、と少し心配もしましたが、もっともよい状態をお見せすることができ、ほっとしました。

その夜は熱海温泉に泊まり、翌日、来宮神社へ。 推定樹齢2000年以上、周囲33,9mの日本最樹齢の楠(くすのき)で有名。
本堂落慶記念講演会

10月1日は、新本堂の落慶記念として石川県から山元加津子さんをお招きし講演会。
檀家さん以外には特に宣伝もしなかったのですが、120名を超える方が来てくださり、改めて 加津子さんの人気の高さを思いました。

山元加津子さん、愛称カッコチャンのことを初めて知ったのは20年ほど前、ブラジルでのことです。 以来ファンとなり、帰国してお会いしてから、光栄にも“お友達”と呼んでいただけるようになり、今回の講演会が実現しました。
元養護学校(特別支援学校)教員、著書40冊以上、映画製作4本、日本国内はもとより海外でも講演活動を続けている・・・と聞けば何かとてもパワフルな方を想像するかもしれませんが、とてつもなくやさしくて、可愛いらしい方です。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/kakko/
子供連れのお母さんも多く、ほのぼのとしてとても良い講演会でした。

本やCDの即売会、とサイン会

特別支援学校教員採用試験に合格したお檀家さんの娘さんと
10月8日、 『大相撲富士山場所』
TVで相撲観戦するたびに「アンタ本物見たことある?」と聞く母に一度本物を体験させてあげたいと思っていましたが、ようやく実現しました。6月8日の発売と同時にチケットを購入し、「相撲見るまで死ぬじゃないヨ、高いキップを買ったんだからネ」と励まして(?)きましたが、何てこともなくこの日を迎え、感激してくれたかどうかは分かりませんが、私としてはひとつの責任を果たしたような気がしました。

画面左隅に母がいます。 車椅子用の席を購入しました。



私が応援している千代の国、この日も元気でした。 来場所が楽しみです。
10月13日 母の誕生日 91歳になりました。
例年のお店で、身内のお祝いを・・・



よくぞここまで来てくれた、と妹たちと喜びました。
この幸せな日が続いてほしい、と願います。
