2011年12月15日
お別れのかたち
暮のお経回りも 終番に近づいた12日、 知人の訃報を受けました。
小田義明さん。橋梁の技術者でしたが 昨年、第一線から手を引いたことを機に 奥様の母親の面倒をみるため 東京から富士宮へと移り住んでこられました。
良き仲間に恵まれ、積極的に社会活動をされておりました。
私の講演を聴いてくれたり、仲間と一緒に 興徳寺にも訪ねてくださいました。

9日の朝、自宅で発症し、意識も戻らぬまま、3日後に忽然と逝ってしまいました。
急性大動脈乖離、72歳でした。
遺族より 通夜~葬儀の導師を依頼されました。
親族だけの集まりではありましたが 心を込めて、務めさせていただきました。
参列者何百人という規模の葬儀も 昨日のように30人ほどの葬儀も 式に臨む気持は まったく変わりません。
夕刻から 場所を変えて 仲間が主催する 『お別れの会』、
遺骨と遺影が祀られた 祭壇の前で 音楽と 仲間たちの 追悼のメッセージ、
しみじみと そして温かく すばらしい告別式となりました。



民族学者 八木洋行氏
「今年はたくさんの方が あちらに渡って 三途の川の橋が 壊れかけているのでしょう。
責任感の強い彼は 放っとけなくて 修理に行ったのではないかと思います」
と 泣きながら・・・
「葬儀」とは 死者の魂を霊界へ送るための儀式、 それに対して 「告別式」は 会葬した人たちが、死者にお別れをする儀式のこと、
今回のように 別に行うことが 望ましい形であろうと思われます。
近年、『お別れの会』のみをもって 『葬儀』に代えるような傾向が見られますが、 これはまったく違う事です。 私たちの心に ケジメをつけるための「お別れの会」はあくまでも、残された者のためのものであり、「葬儀」は亡くなられた方の 霊のために行われるものです。
宗教家と呼ばれる方たちが 真剣に訴えていかなければならないことだと思います。
それにしても わずか1年間の滞在で これだけの方に愛された 義明さん、

「誰にも分け隔てなく愛情の手を差し伸べ、
一切の見返りを求めなかった・・・
心から尊敬し、生まれ変わったら
また 一緒になってください、とお願いしました」 と奥様の言葉・・・
私も
心より 尊敬申し上げます。

暮のお経回りを始めて お葬式が2回、 終了予定が少しずれましたが 残り10軒です。 終わったら、年賀状やら、会計処理やら、大掃除やらと、いつものように ドタバタと1年が終わってしまいそうです。
小田義明さん。橋梁の技術者でしたが 昨年、第一線から手を引いたことを機に 奥様の母親の面倒をみるため 東京から富士宮へと移り住んでこられました。
良き仲間に恵まれ、積極的に社会活動をされておりました。
私の講演を聴いてくれたり、仲間と一緒に 興徳寺にも訪ねてくださいました。

9日の朝、自宅で発症し、意識も戻らぬまま、3日後に忽然と逝ってしまいました。
急性大動脈乖離、72歳でした。
遺族より 通夜~葬儀の導師を依頼されました。
親族だけの集まりではありましたが 心を込めて、務めさせていただきました。
参列者何百人という規模の葬儀も 昨日のように30人ほどの葬儀も 式に臨む気持は まったく変わりません。
夕刻から 場所を変えて 仲間が主催する 『お別れの会』、
遺骨と遺影が祀られた 祭壇の前で 音楽と 仲間たちの 追悼のメッセージ、
しみじみと そして温かく すばらしい告別式となりました。



民族学者 八木洋行氏
「今年はたくさんの方が あちらに渡って 三途の川の橋が 壊れかけているのでしょう。
責任感の強い彼は 放っとけなくて 修理に行ったのではないかと思います」
と 泣きながら・・・
「葬儀」とは 死者の魂を霊界へ送るための儀式、 それに対して 「告別式」は 会葬した人たちが、死者にお別れをする儀式のこと、
今回のように 別に行うことが 望ましい形であろうと思われます。
近年、『お別れの会』のみをもって 『葬儀』に代えるような傾向が見られますが、 これはまったく違う事です。 私たちの心に ケジメをつけるための「お別れの会」はあくまでも、残された者のためのものであり、「葬儀」は亡くなられた方の 霊のために行われるものです。
宗教家と呼ばれる方たちが 真剣に訴えていかなければならないことだと思います。
それにしても わずか1年間の滞在で これだけの方に愛された 義明さん、

「誰にも分け隔てなく愛情の手を差し伸べ、
一切の見返りを求めなかった・・・
心から尊敬し、生まれ変わったら
また 一緒になってください、とお願いしました」 と奥様の言葉・・・
私も
心より 尊敬申し上げます。

暮のお経回りを始めて お葬式が2回、 終了予定が少しずれましたが 残り10軒です。 終わったら、年賀状やら、会計処理やら、大掃除やらと、いつものように ドタバタと1年が終わってしまいそうです。
Posted by kotokuji at 21:30│Comments(0)
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