2012年08月27日

劇団 うふふ

お盆が 終わって ゆっくりする間もなく お彼岸の準備、 
7月~9月までの3ケ月が 私にとって 1年で もっとも過酷な(?) 期間です。 今年は とくに お葬式が あったり、その他もろもろ(?)もあったりで・・・ と ブログが空いてしまった 言い訳を 軽く流して、そのモロモロのひとつを・・・

今から5年前、興徳寺で「花まつり」を という 何となくの思いつきに 集まってくれた かつての演劇少女(?)、
今は ちょっとアヤシイフンイキの 3人の美女
 
そのたくましいパワーとエネルギーに 支えられて 「花まつり」のイベントが 続いてきました。

そんな中で ごく自然に発生した 身内の演劇グループ、 その名も 「劇団うふふ」 
冗談みたい名前だけれど 反対する 理由もなく そのまま定着 ~ 今では 愛着!

その劇団の 十八番、 大型人形劇 「三枚のお札」を 富士市の 学童保育 「今泉児童クラブ」で 公演してきました。

これは 4年前の 「花まつり」のスナップ






 桜の木の下の特設ステージ
 カラフルな 人形の色と 淡い桜色が 
 よくマッチしています。

 人形は すべて メンバー フミエさんの 
 手によるもの。




学童クラブでは 子どもたちが 勉強(夏休みの宿題?)のまっ最中、 ソ~ッと 舞台を組み立て、 人形を 裏に隠す。



いよいよ 本番!

通常は 7人で演じますが 平日で メンバーの都合がつかず 私を入れて 5人、 何役もかけもちで こうなると 例え お葬式があっても 休むわけにはいきません。  (モチロン 写真を撮っているような 暇もありません)

無事 終了して、

「誰か お人形さんに触ってみたい人~?」


  

  「はい」
  「は~い」 
  「ハイッ」























和尚さんの 人形、
壊された・・・


「ろくろッ首の 和尚さん、 
オバケ屋敷に 売ります」















  握手をしたり




  触ったり・・・・















             これが 今回のメンバーです。

私自身は 日頃 お年寄りのところへ 講演等で 伺うことがありますが 子どもだけ、というのは 初めての体験でした。
とにかく スナオ、 反応がストレート、

メンバーの自己紹介の時、 「本物の坊さんです」 と言って 頭のバンダナを 外したところ・・・

「髪の毛の ない 頭って 初めて見た~」 「ちょっと 触ってイイですか~」 と エライモテヨウ でした・・・

私の父が 目指した坊さんは 「良寛和尚」、 改めて思い出し、 私も そうなりたい、 と思いました。



      暑さは続いていますが 渡る風に ちょっと 秋の気配

* 本堂の 塗装工事が 始まりました。 
 


しばらく ご迷惑を おかけしますが
9月22日の 彼岸会には 足場も解体され
美しい本堂を お見せできると思います。





  


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2012年08月18日

伝統の灯

16日の『川施餓鬼』が 無事 終了いたしました。

今年は 申込者が少なくて ヤキモキしました。 
昨年の参加者に 片っ端から電話を入れてみると 昨年は自粛したけど 今年は 奥さんの実家へ 里帰りするので・・・ という方が 多数。  昔と違って お盆休み というものがなく、 共働きなので 連れて行けない、 という方も多かったです。 

2日前の時点で 申込者が48名、 こんなもんかな? と思っておりましたが 前日夜で56名となり、 
そして いざ 受付を始めてみると、「予約はしてないんですが 参加させてもらえますか~?」 という方が 続々と・・・ 
結局、 子どもの数で 76名になりました。  

私が なぜ たくさんの参加者を、と こだわるのかと言いますと・・・ 
今年のスタッフ 33名、 炎天下に 汗を流してくれる この かけがえのない仲間たちに できるお返しは ただひとつ、 
たくさんの子どもたちの 元気な笑顔だけ、だからです。 

(それでは 今年の 『川施餓鬼』 ミキオちゃんの撮ってくれた 写真で紹介します)


    本番開始前、 新調した「ごみ箱」に 注目!





       稲葉誠君ご夫妻、 スタッフ用シャツは 木村久美子さんのデザイン文字で 「川施餓鬼」




    受付; 全員の名札が用意されていて 裏に保護者の ケイタイ番号を記入。 何かあったときは スグに連絡できるようになっています。


    開会式; 今年は 全参加者を 年齢のバランスを考慮しながら あらかじめ 6つのグループに分け、スタッフを2名づつ 割り振って お世話をさせていただくことにしました。

    班ごとに 竹で めいめいの 箸 とカップを作り、 いよいよ 『流しソーメン』
  

 年々 樋(とい)の長さも伸びて 今年は29m(昨年は 25mだった)。 子ども+スタッフ+付き添いの方たち 約130名が 一斉に・・・






  ミニトマトや キャンデーなども流れてきて 子どもたちは 大喜び!

一息ついてから 「たいまつ」を作る


ポン菓子~かき氷~すいか割り

 

 

・・・ 思い切り ゲームを楽しんで・・・




タイゼン君 
発見!


泰禅 と書くのだそう。

何て 呼ばれるんでしょう?

「タイちゃん」
「タイくん」

「タイゼンちゃん」・・・?


坊さんに ならない?

『川施餓鬼法要』


「今までの 流しソーメンも かき氷も スイカも ぜ~んぶ オマケ、 これからが 本番です」 と 開式前の説明で・・・



子どもたち全員に お題目を唱えてもらいました。












いよいよ 「たいまつ行列」








『川施餓鬼』は 私が 子どものときも 体験した いわゆる村の伝統行事、 かつては 村内4ケ所で 一斉に行なわれていたそうですが 今は ここだけ、です。  この伝統の灯 を守るため スタッフ一同で準備を進めてきました。

参加された父兄の方々が 異口同音に言うことは 「スタッフの方たちが いきいきと・・・ スバラシイですね~」 

準備に汗を流し、子どもたちに気を配り、手が空いた人は 黙々とお掃除をする・・・  ありがたいことです。



 「打ち上げ」 は 疲れた おっさんたちと おばさんたちが この地の名物 「茹で落花生」をつまみながら ボソボソと・・・ 

中学生・高校生が 適当に混じってくれて よく下の子の 面倒を見てくれたこと、 幼稚園児の参加も多数で 来年以降にも 多いに 期待がもてるだろう、と 早くも 来年のことを話しておりました。

おつかれさま、 そして 本当に ありがとうございました。



                                  石段の 竹灯篭

中村まこ ちゃんから 葉書が届きました。

「ながしそうめんありがとう。
とてもたのしかったよ。
おいしかったよ。
らいねんもいくよ。
ありがとう」

 
是非 来てくださいネ。


   


   


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2012年08月13日

暑くないですか~

本日で お盆の棚経(檀家さん廻り)が 終了。
7月27日に スタートして 連日の暑さの中、体調を崩すこともなく、本日を迎えられたこと、 丈夫な体に まずは 感謝! です。





いくら薄手のもの、といったって 坊さんは 通常4枚の重ね着(下着~襦袢~白衣~衣)です。

「暑くないですか~?」
   と タンクトップのおばあさん

「イヤ それが 全然暑くないんですよ~」

「へ~ッ やっぱり 修行しているお方は 違いますね~」

「いや~ そうじゃないの、 実は この衣(ころも)に ヒミツがあってね・・・ 最近 開発された特殊繊維、」

「・・・・・?」

「この衣を一晩 冷蔵庫で冷やしておくと、 次の日ほぼ一日 冷たいんです、 どうも あの保冷材に使われている 液体が 繊維に練りこまれているみたい」

「ヘぇ~ッ! そうですか~ なるほどね~」

「ちょっと 触ってみる?」

「そういや 何となく ヒヤッ、としますね~」

「一着 10万円もするんだけど それだけの価値は あるよね~、 どう 買わない?」

「いやいや ケッコウです」

笑ってはいるけど、 まったく 疑うということを知りません。
ハナシは ますます オーバーヒートしていくのですが 一向に気づく気配がない、
とうとう こちらが 根負けして・・・

「今の ハナシは ぜ~んぶ ウソです。 あるわけ ないでしょ、そんなもん。
 あんまり暑いんで ちょっと ばあさんを からかってみようと 思ったのッ!」


「な~んだ~ ちょっと変だとは思ったけど、 まさか お坊さんが ウソつくとは思わないもんで~」


(サクラさんは 自ら掘った 穴の中)

お坊さんは ウソをつかない? 
ホントかな~?

見えない世界のハナシを 見てきたかのように 話す方がいます。

私も 話します、 
ただ 「現在の私のレベルで そう信じています」 と 付け加えます。

霊界が あるか ないか、どちらも 絶対的な証明は出来ないけれど 私は 「ある」 と信じているのです。





許されるウソ、 と 許されないウソ が あるように思います。
「ウソから出た マコト」 と言う言葉は とても好きです。


(飛んでる蝶を撮りたくて 炎天下で待つこと30分、クラクラになる前に ギブアップ! まだまだ修行が 足りません)

「保冷材入りの衣」、 誰か 開発してくれませんか?





この暑さ、 もうしばらく続くそう・・

福岡の友人は 彼の地の猛暑ぶりを 詠んで 一句。 「気を抜けば 命の絶える 暑さかな」
一方 北海道天塩郡の加藤のオッカアは「今年の夏は涼しくて、朝晩は ポータブルのストーブ炊いてるのサ~ 半袖着ることないまんまで 終わってしまいそうだよ~」

日本も 広い!  


Posted by kotokuji at 13:17Comments(0)

2012年08月06日

富士山御神火まつり

毎年 8月の第一土曜日は 「富士山御神火(ごじんか)まつり」 です。

富士山頂奥宮で採火された火を神輿に移し 市内を練り歩いた後、 水温摂氏13度という 富士山の湧き水が流れる神田川に入り、流れを遡る・・・ 

勇壮活発な 夏の祭り。

甥の ヒデキが 「オジサン、今年も 写真 撮って下さい」 と言うので、 棚経の最中ではありますが 最後のお宅で 法衣を脱いで、 浅間(せんげん)大社へと イソイソと 向かったのであります。









いやがうえにも 興奮が 高まる

担ぎ手の はやる気持ちが 伝わってくる

今年は 神輿が8基
担ぎ手が 900名だそうです。









                         点火~出発




 
   

   ヒデキのチーム
  『平成御神会』 副会長の アダチさん

 


地元のお祭りなので 知人やら 檀家さんやら 多数






 これが ヒデキ
 愛すべき お祭り男!









 クライマックス 「神田川昇り」




    




こちらは 『頭火会』 神輿隊長 フジオ君

檀家さんです。















いつも 興徳寺の イベントに 
イラストを描いてくれる
ユカリさん 発見!!

元気な オネエチャンです。






 祭り は やはり 見る方よりも 参加する方が 100倍楽しい・・・
 と いつも思います。





お盆の 棚経、 残り 5日。 最後まで 気を抜かずに 勤めます。

それが 終わると いよいよ 「川施餓鬼」 です。  子どもたちの参加申し込みが 少ないのが 気になります。
お近くの方で 小学生が近くにおられましたら 是非 参加を 呼びかけてあげてください。  


Posted by kotokuji at 21:13Comments(0)

2012年08月01日

おもてなしの心

お盆のお檀家さん廻り(棚経) を始めて そろそろ1週間です。 
「お暑うございます」 「暑いですね~」 「まいっちゃいますね~」 どこへ 行っても 「暑いッ!」の連発・・・
私は へそ曲がりなので 「そうですか~?」と とぼけています。 
言って 涼しくなるわけでもなく、 というか それほど暑さを感じていないのです。 バイクで 走っているせいかも 知れません。



お経の後、 お茶が 出されますが たいていは 冷たいお茶です。  
これは もちろん 檀家さんの お気遣いで 「暑いだろうから」、 というお気持からですが 
「お茶は 熱いのと 冷たいの どっちがいいですか?」 と聴かれたら 迷わず 「熱いほうで・・・」と答えます。 
暑いときに 熱いお茶が とても心地よい。



ある お檀家さんの奥様、 
とても物静かで いっさい余分なことは喋らず 農家のおばさんではありますが どことなく 上品な方です。
 
お経が終わって 振り向くと 奥様が端座されていて 座卓の上の大振りの茶碗に 少しのお茶、 
一口含むと その温度が 実に 「よい加減」 なのです。 
ちょっとぬるめ で 心地よく すっと喉を通ります。 感心して 「どのように淹れるんですか?」 と聞くと、 恥ずかしそうに 「いくつかの器を使って 冷ますんです」 と・・・ 

その心遣いが とっても嬉しく思いました。 





川施餓鬼の ご案内です。

今年もまた 8月16日に 伝統行事 『川施餓鬼』 を行います。

子どもの参加予定数が 80名(昨年実績) それに対して スタッフ25名。
毎年 毎年 思うことですが、 「子どもを喜ばせたい」 という それだけの思いで 大人たちが あの炎天下、汗を流してくれることに 感動します。 すでに スタッフミーティングも終わり、 先日は 「タイマツ」  の担当者が 燃料について 実験をしていました。 今までは 灯油をつかっていたのですが 今年は 食用油の廃油を精製したものを使うのだそうです。 

この ひたむきさ、積極さが とても嬉しい。  彼らの 誠意に応えるためにも 私は参加者をきっちりと 確保したい、と思います。



お近くに 小学生が おりましたら 是非 参加を呼びかけてください。 また 前日、当日の お手伝いも 募集しております。



                やっと 夏の富士山 です。





  


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